ヤブコウジの花
<ヤブコウジ科ヤブコウジ属>
山地の木陰に群生する。
地下茎を伸ばしてふえる。
葉は長楕円形で、3~4個が輪生状に互生する。
7~8月、
葉や鱗片葉のわきから花序をだし、
直径、5~8ミリの花を散形状に2~5個下向きに咲かす。
花冠は白色で5裂する。
果実は
球形で10月頃、赤く熟す。
↓は、花と実
ヤブコウジの花
<ヤブコウジ科ヤブコウジ属>
山地の木陰に群生する。
地下茎を伸ばしてふえる。
葉は長楕円形で、3~4個が輪生状に互生する。
7~8月、
葉や鱗片葉のわきから花序をだし、
直径、5~8ミリの花を散形状に2~5個下向きに咲かす。
花冠は白色で5裂する。
果実は
球形で10月頃、赤く熟す。
↓は、花と実
ロウバイ(蝋梅)の実
<ロウバイ科ロウバイ属>
春に先駆けて、楽しませてくれたロウバイの花。
葉が出る前に、香りのよい黄色い花をつけていた。
花びらは薄紙のよう。
今は、こんな実になっている。
花後に、
果杔は大きくなり、長卵形の偽果になり、
中には紫褐色で長楕円形のそう果が1~4個ある。
オヒシバ&メヒシバ
オヒシバ
<イネ科オヒシバ属>
各地の道端にごく普通に生える丈夫な一年草。
和名は雄日芝(おひしば)で、
メヒシバに比べ穂が太く全体にたくましい。
強い日差しの中でもさかんに茂る。
茎はひらたく直立または斜めにたつ。
葉は線形、花序は茎の先に扇の軸を広げたように3~6個つく。
メヒシバ
キリ(桐)の実
<ノウゼンカツラ科キリ属>
材はやわらかで軽く、
家具や下駄のほか、日本古来の楽器の琴も桐で作られる。
落葉高木。
幹は成長が早く、
樹皮は灰白色で皮目が多い。
葉は対生し、広卵形で両面に粘り気のある毛が密生する。
5月
枝先に大きな紫色の円錐花序をだす。
花冠は筒状鐘形で先は唇状に裂ける。
果は約3センチほどの先のとがった卵形で、
熟すと2裂し、翼のある小さな種子を多数出す。
↓は「桐の花」の項目です。よかったら覗いてね♪
<img src="http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/30/75314cd2b35b66686823d810269bd8d1.jpg">
<俳句歳時記>秋
桐の実(きりのみ)(桐の花は春の季語)
桐の実のいっせいに鳴る日まで待て 鷹羽 狩行
桐の実のおのれ淋しく鳴る音かな 富安 風生
鳴らざれば気づかざりしに桐は実に 加倉井秋を
桐の実の落ちて来さうな山の径 星野麦丘人
カヤツリグサ
<カヤツリグサ科カヤツリグサ属>
田畑の畦や道端に生える一年草。
三角で節の無い茎を両端からふたつに裂き、
蚊帳を吊ったような四角を作って遊ぶことから、
蚊帳吊草と呼ばれる。
茎は40センチほどで、
先端に3~4個の苞葉をつけ、
花序の枝を数本散形にだし、線形の小穂が集まった穂をつける。
まだ若い穂
<俳句歳時記>夏
蚊帳吊草(かやつりぐさ)
ながらへて蚊帳吊草を吊り遊ぶ 和田 詳子
脛痒く蚊帳吊草の中にゐる 中原 道夫
我が弱気妻の強気や蚊帳吊草 鈴木 鷹男
旅の野の蚊帳吊草をすいと割く 入江 朝子
アオギリ(青桐)の花
<アオギリ科アオギリ属>
成長が早く、
大きな葉が涼しい木陰を作るので街路樹によく植えられる落葉高木。
樹皮は緑色。
葉は枝先に集まって互生し、
大形の扁円形で浅く3~4裂する。
6~7月
枝先に大形の円錐花序をだし、
帯黄色のちいさな花を多数ひらく。
<俳句歳時記>
青桐(あをぎり)
[梧桐あおぎり]
鍔は匂やか青桐蔭の角帽売 秋元 不死男
青桐や母屋はつねにひっそりと 中村 汀女
梧桐に洩れて気魄の声今日も 岡本 圭岳
青桐や旅の下着は夜乾く 竹田 琅玕
梧桐や綴ぢ糸ほそき文芸誌 中原 鈴代
モッコク(木斛)の花
<ツバキ科モッコク属>
海岸に近い山地に自生するが庭木としても植えられている常緑高木。
樹皮は黒褐灰色でなめらか。
葉は狭倒卵形で、厚くて光沢がある。
6~7月、
葉腋に白い花を下向きにつける。
花弁は5個で雄蕊は多数。
果実は球形で、
熟すと厚い果皮が裂けて赤い種子をだす。
ヘクソカズラの花
<アカネ科ヘクソカズラ属>
林のふちや、やぶなどに生える多年性のつる草。
全体に悪臭があり、
花の中央がお灸(やいと)の様なので、
またの名をヤイトバナとも言う。
秋に黄色い球形の実をつける。
今年、初めてヘクソカズラの花をみつけた。
<俳句歳時記>夏
灸花(やいとばな)
[屁糞蔓(へくそかずら)]
蛇籠より蛇籠へ渡り灸花 高野 素十
雨の中日がさしてきし灸花 清崎 敏郎
落第の子の窓掩ひ灸花 渡辺 千枝子
灸花犬捕り寺領まで犯す 川井 玉枝
アカメガシワ(赤芽柏)の実
<トウダイグサ科アカメガシワ属>
山野に普通にはえる落葉高木。
樹皮は灰褐色で浅い割れ目が縦に細かく入る。
若枝、冬芽、葉、花序の軸には星状毛が密生する。
葉は互生し、倒卵状円形で、先はとがり
基部近くに1対の腺点がある。
ふちはしばしば浅く3裂し、
裏面には黄褐色の腺点がある。
7月頃、
円錐花序をだし、花弁の無い小さな花を多数つける。
果は軟らかい刺がある。
今の状態