カヤツリグサ
<カヤツリグサ科カヤツリグサ属>
田畑の畦や道端に生える一年草。
三角で節の無い茎を両端からふたつに裂き、
蚊帳を吊ったような四角を作って遊ぶことから、
蚊帳吊草と呼ばれる。
茎は40センチほどで、
先端に3~4個の苞葉をつけ、
花序の枝を数本散形にだし、線形の小穂が集まった穂をつける。
まだ若い穂
<俳句歳時記>夏
蚊帳吊草(かやつりぐさ)
ながらへて蚊帳吊草を吊り遊ぶ 和田 詳子
脛痒く蚊帳吊草の中にゐる 中原 道夫
我が弱気妻の強気や蚊帳吊草 鈴木 鷹男
旅の野の蚊帳吊草をすいと割く 入江 朝子