れんげの画像日記

移り変わる季節の庭の花々、お散歩途中で見つけた野の花、
里山での風景などを、日記風に綴って行けたらいいと思っています。

オドリコソウ(踊子草)

2019-04-20 06:56:41 | 野の花日記

オドリコソウ(踊子草)
<シソ科オドリコソウ属>
山野の半日蔭に群生することが多い。



草丈は30~50センチで、
長さ3~4センチの花を茎の周りを取り囲むように咲く。

 

傘を被った踊り子が集まっているような姿から
名づけられた。

 

茎は四角くシソ科の特徴がよく解る。
葉は先が尖り、葉脈がくぼんでしわ状になる。

 

 

花色は白から紅色がかったもので上部の葉のわきにつく。
花冠は長さ2~4センチあり、
上唇はやや平たいかぶと形でふちに長い毛がある。
下唇は3裂し、中央の裂片は大きく前方に突き出し、
2唇裂している。

踊り子が傘をかぶったように見えます。

 

 

 

 

 

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ホウチャクソウ(宝鐸草)

2019-04-19 06:00:13 | 野の花日記

ホウチャクソウ(宝鐸草)
<ユリ科ホウチャクソウ属>

私の古い図鑑はそうあるが、
<イヌサフラン科>になっているらしい。



名前の宝鐸(ほうちゃく)はお寺の建物の軒に
吊り下げて飾る大型の風鈴のこと。
下を向いて咲く花を宝鐸に見立てた。

 

花は白~緑色で筒状の花が下を向いて咲く多年草。
茎は30~60センチあり、上部で枝分かれする。





葉は長楕円形で長さ5~15センチ、幅1,5~4センチ。
花は枝の先に1~3個ついて垂れ下がる。



花被片は筒状に集まって平開せず、長さ2,5~3センチ。
白色で先端がすこし緑色を帯びる。


 

 

 

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ムシクサ(虫草)

2019-04-18 05:24:21 | 野の花日記

ムシクサ(虫草)
<ゴマノハグサ科クワガタソウ属>
「やや湿った畑や水田に生える1年草」と、
図鑑にはあるが、コンクリートのわきから生えてくるものもあります。
東京の道端にも見られますので探してみてね。

茎は下部で枝分かれして15~20センチになる。


葉は狭披針形で上部は対生し、下部は互生する。
上部の葉のわきに白色の径4ミリほどの花をつける。
(赤みを帯びるものもある)


子房にぞゾウムシの仲間が虫こぶを作り、
それが果実のようになるので、
ムシクサ(虫草)の名がある。


陽が差さないと花は開きません。


 

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ウワミズザクラ(上溝桜)

2019-04-17 07:21:35 | 木の花

ウワミズザクラ(上溝桜)
<バラ科サクラ属>
山野に生える落葉高木。

歯医者の帰り、一駅歩いた。
いつもと反対方向で保谷まで。
白子川の狭い脇道がお気に入りだけれど、
遠くに森みたいのが見えたので、そこに向かって歩いた。

屋敷林があり、中に山野草などが植えてあるらしかった。
残念ながら金曜日のみ解放されているらしい。
是非、今度出かけて見ようと思った。

駅の近くの公園に今年初めてのウワミズサクラに出会う。



樹皮は暗紫色で横に長い葉っきりした皮目がある。



葉は互生し、長さ8~11センチの卵形または卵状長楕円形で
先は尖る。ふちには鋸歯がある。
葉の基部に腺点がある。

 

本年度の枝先から6~8センチの総状花序を出し、
白色の5弁の花を多数密に開く。
花弁は倒卵形で長さ約3ミリ。
雄しべは多数あり、花弁より長い。
花柱は雄しべと同じ長さで無毛。
萼筒は鐘形。萼片は長さ1~1,5ミリの長楕円形で内側は有毛。



果実は長さ6~7ミリの卵円形で先は尖り、
黄赤色から黒く熟す。

 

 


↓は秋のウワミズザクラの実

 

 

 

 

 

 


 


 

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ヤマブキソウ(山吹草)

2019-04-16 05:37:59 | 野の花日記

ヤマブキソウ(山吹草)
<ケシ科ヤマブキソウ属>
朝のラジオを聞いていたら、
今日の花がヤマブキソウ(山吹草)だった。


山吹色の語源はバラ科のヤマブキ(山吹)の花だが、
このヤマブキの花に色も花似ていることが名前の由来だ。

 

ヤマブキの花は5弁だが、
ヤマブキソウは4弁で大きく、
山野の林の中で群生する。

 

学名のHylomeconはギリシャ語で「森の芥子」
を意味する。





花は直径4~5センチで、草丈は30~40センチ。
茎や葉を切ると黄色い乳液が出る。

 

全草にアルカロイドを含み、
クサノオウ同様、薬用になる。

まれに葉に切れ込みがあるものがあり、
セリバヤマブキソウと呼ばれる。

 

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ザイフリボク(采振木)

2019-04-15 07:38:30 | 木の花

ザイフリボク(采振木)
<バラ科ザイフリボク属>

今、とても人気のある花も実も楽しめるジューンベリーの木があるが、
そっくりで、私には見分けがつかないくらいです。
↓は、ジューンベリーの花ですが、
そっくりですよね。アメリカザイフリボクとも呼ばれています。

ザイフリボクは、山地に生える落葉小高木です。

 

上は一応、牧野庭園にあるザイフリボクです。
葉は有柄で互生し、長さ5~7センチの楕円形で先は尖る。
はじめは両側、特に裏面に綿毛が多いが、
のち無毛になる。



4~5月、枝先に白い花が密生して咲く。
花弁は5個で長さ1~1,5センチの線形。
萼には綿毛が密生し、萼片は反り返る。

 

↓は冬芽で

日本三大美芽の一つと言われています。
(ザイフリボク、コクサギ、ネジキ)




牧野庭園の実は見た事が無いので、
↓はジューンベリーの可愛い実です。


 

☆間違えぬように、上はジューンベリーの実です。

 

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コメツブツメクサ(米粒詰草)

2019-04-14 10:13:24 | 野の花日記

<マメ科シャジクソウ属>
道端や公園、河原などに群生する帰化植物。

 

長さ3ミリほどの黄色い花を5~20個集めた花の塊は
直径7ミリほどで小さい。




茎はよく分岐し、地面を這う。

葉は3枚一組で芝生などに生え、踏まれるような場所で、
草丈は20~40センチ。


花が終わると、小さくしぼんでしまう。

 

よく似たものに、
クスダマツメクサと言うのがある。
花序はコメツブツメクサに似るが、
花後の花序は茶色になり垂れて残り、
縦長の球状になるそうだ。

似たものは他にも、

コメツブウマゴヤシやウマゴヤシがあつて、
同定は難しい。


↓は、まだ咲いたばかりのシロツメクサ(白詰草)

 

↓はアカツメクサ(赤詰草)

アカツメクサも白色があるが、
花茎に葉があるのでシロツメクサと区別がつきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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マツバウンラン(松葉海蘭)とツタバウンラン(蔦葉海蘭)とホソバウンラン(細葉海蘭)

2019-04-13 08:37:09 | 野の花日記

マツバウンラン(松葉海蘭)

北アメリカ原産の帰化植物で、
空き地や草地、芝生などに生える。

 

去年生えていたところを探したが、
二か所とも今年は生えていなかった。

 


紫色の唇形の直径1センチほどの花をつける。

草丈は50センチほどで、
葉は針状で細長い。

 


花は可愛い。

 

ツタバウンラン(蔦葉海蘭)
<オオバコ科ツタバウンラン属>

 

名前は葉がツタの葉に似て、
花の形態がウンランに似る事に寄る。

 

花は7~9ミリで、薄紫に暗い紫色の筋が入る。
花は上下に分かれ、下側のつけ根が二つ付きだし、
白~黄色になって目立つ。



花の後ろの部分は距があり、蜜がたまっている。

 

おまけの帰化植物の

ホソバウンラン(細葉海蘭)
<ゴマノハグサ科>

低山の日当たりのよい斜面や草原に群生しているのを見た事がある。

 

庭に植えたくなります。

 

画像が綺麗では無くて申し訳ありません。

 

 

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カタバミ(片喰または酢漿草)とアカカタバミ(赤片喰.)

2019-04-12 05:43:31 | 野の花日記

カタバミ(片喰または酢漿草)
<カタバミ科カタバミ属>
道端や庭に生える身近な植物。
夕方になると葉を閉じ、
日が当たると開くが曇りの日も閉じている。


アカカタバミ(赤酢漿草)
<カタバミ科カタバミ属>

この日も曇っていたので、葉が閉じていました。





閉じている状態の葉を半分葉が無い状態に見立てて、
片方をを食むから、「片喰」と言う。

 

アカカタバミは乾燥地に生え、
花の内側中心部に濃い橙色の模様があるものをアカカタバミと言う。
荒地やコンクリートの割れ目など明るい環境を好む。

 

オッタチカタバミ(おつ立ち片喰)
<カタバミ科カタバミ属>
1960年代から分布が広がるようになった北米原産の帰化植物。


茎が立ち上がり、植木鉢の花の上まで伸びあがってくる。

ムラサキカタバミ(紫片喰)
<カタバミ科カタバミ属>
南アメリカ原産の多年草。
根元に固まった鱗茎で増える。



他にイモカタバミや深山に咲く
白い清楚なミヤマカタバミ(深山片喰)↓がある。

 

片喰の仲間は葉にシュウ酸を多く含んでいるので、
葉をもんで古い十円玉を磨くとピカピカになります。

 

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キュウリグサ(胡瓜草)とハナイバナ(葉内花)

2019-04-11 05:03:49 | 野の花日記

キュウリグサ(胡瓜草)
<ムラサキ科キュウリグサ属>

道端によく見られる2年草。

根元の葉は卵円形で葉柄がある。
茎の上部の葉は長楕円形で長さ1~3センチ、幅6~15ミリで細毛がある。

春に10~30センチの花茎を出し、
長さ3~9ミリの柄をもつ径約2ミリの淡青紫色の花をつける。

葉をもむと胡瓜のような青臭い匂いがするのが名の由来。

ハナイバナ(葉内花)
<ムラサキ科ハナイバナ属>

花柄が葉柄の腋から出ることから「葉内花」と言う。
見た目はキュウリグサに似るが、
花の中心が白い事で、キュウリグサと見分けられる。



畑などに見られる1~2年草。
葉は長楕円形または楕円形で長さ2~3センチ、幅1~2センチあり
表面にしわがある。

 

 

春から秋にかけて、
枝の上部の葉のわきに淡青紫色の花をつける。
花冠は径2~3ミリで5裂する。

 

キュウリグサによく似ていますが、中心の色が黄色か白かで、
私は見分けます。





 

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