『日本酒の季節』というのを本屋で見つけて即、購入(笑)。
“夏から秋に飲みたい123本をイッキに紹介!” ということで、全国各地の日本酒を紹介しています。ちなみにワタシが住む三重県の日本酒は次の10本が紹介されていました。
●『作』(清水醸造)
●『而今』(木屋正酒造)
●『夢窓』(新良酒造)
●『若戎』(若戎酒造)
●『参宮』(澤佐酒造)
●『俳聖芭蕉』(橋本酒造場)
●『伊賀の酒・三重錦』(中井仁平酒造場)
●『酒屋八兵衛』(元坂酒造)
●『妙の華』(森喜酒造場)
●『天遊琳』(タカハシ酒造)
県別に見ると、鹿児島は焼酎が有名なせいか0本、沖縄は泡盛が有名ですが日本酒1本、『黎明』(泰石酒造)が紹介されていました。多いところでは米どころ新潟県が18本、山形県17本、広島県16本。広島が多いのがちょっと意外でしたが。
「今や夏の風物詩!? 発泡性清酒は「夏こそ旨い」!」。
ワタシの好きな発泡性清酒をトップで取り扱い。厳選10銘柄が紹介されていましたが、いずれもワタシが知らないモノばかり。それぞれ機会があれば飲んでみたいと思いました。
特に面白そうだったのが、『MIZUBASHO PURE』(群馬県・永井酒造)。シャンパンと見間違うようなボトル、ラベルなどでパッケージングされています。
また、『いづみ橋 夏ヤゴ にごり酒』(神奈川県・泉橋酒造)はラベルの芋版風のヤゴの絵がかわいい(笑)。なぜ清酒にヤゴなのかわかりませんが(笑)。
「今が旬! 編集部が選ぶ 夏吟・夏酒 今、飲みたい47本」。
グリーンやブルーの瓶のお酒が並び、涼しげ。
ここで三重の酒『伊賀の酒・三重錦 涼純』、『天遊琳 手作り純米酒 夏純』が紹介されています。
「“食” と“酒” を合わせるということ」。
いま、吟醸酒や生酒に人気が集まっているらしく、それらは単独で飲んで美味しいのであって、どの料理に合う・合わないというチョイスを楽しむ性格が弱まっているとのこと。そんななか、改めて「食中酒」としての日本酒を改めて見直してはどうか、という内容。
ワタシは冷やのままで飲む方が好きですが、今度 “燗” にして飲んでみるかなぁ。
「キリリと冷えた夏の冷酒を楽しむ 今宵の肴(アテ)」。
●「10分でできるカンタンつまみ4品」
●「夏バテの時は! スタミナつまみ3品」
●「休日にゆっくり飲みたい時の3品」
と10品の料理を紹介。
「秋の風物詩 ひやおろしがやって来る!」。
ここでは “ひやおろし” と “秋上がり” という用語の説明があり、その後76本の “ひやおろし” を一挙紹介。
三重県の酒としては、『作 ひやおろし 純米原酒』、『三重錦 二号須弥酒』が紹介されています。
「温度帯で異なる 味の変化を愉しむ」。
“本醸造” ・“純米酒”・ “吟醸酒”でそれぞれ5度、10度、常温(18~22度)、40度、50度での味の傾向を解説していて興味深いです。
「年に一度の 日本選手権」。
ここでは次のような内容が。
●「全国新酒鑑評会」ってなに?
●「全国日本酒フェア2010」リポート
●『愛乃澤』杜氏インタビュー
● 平成21酒造年度 全国新酒鑑評会 金賞受賞酒一覧
ちなみに三重県の金賞受賞酒は『鈴鹿川』(清水醸造)、『おかげさま』(伊勢萬)、『俳聖芭蕉』(橋本勝誠)の3本。
「酒販店が注目する 蔵元&ブランドがコレだ!」。
東京から広島、香川あたりまでの18の酒販店がセレクトした日本酒を紹介。
三重県の酒としては、『三重錦 涼純』、『酒屋八兵衛 山廃純米吟醸 無濾過生原酒 備前雄町』、『天遊琳 手作り純米酒 夏純』の3本が紹介されていました。
「日本酒が旨い居酒屋が薦める 自慢の逸品」。
22店舗を紹介しているのですが、いきなり『荻窪いちべえ』が紹介されていました。
ワタシは荻窪に20年以上住んでいましたが、ここには一度も行かず終い。今度東京に行くときは、行ってみたいです。
ちなみに22店舗のうち13店は東京で、ほかは愛知2店、京都4店、大阪1店、和歌山1店、兵庫1店と、かなり偏っています(笑)。
「全国蔵元・酒販店リスト」。
巻末のこのリストは、それぞれの住所、電話番号の他、HPの有無、発送の有無が一覧表示されており、この本に紹介されているお酒を取り寄せたいと思ったときに便利。
こんな感じの内容でございます。日本酒好きにオススメの一冊です。
日本酒の季節 (エイムック 2009)エイ出版社このアイテムの詳細を見る |