地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

消えゆく切妻+グロベン……相鉄5050系

2004-11-19 22:14:00 | 大手民鉄 (相鉄)


 103系の数が悲しいほど減ってしまった首都圏ですが、私鉄に目を向けてみても如何にも高度成長期チックな「スパッと切り妻」電車はだいぶ少なくなってしまいました。一応、東急8500系はまだまだ大所帯ですし、東急改め伊豆急8000系もハワイアンブルー復活 (^o^) で近いうちに活躍を始めてくれるはずですが、切り妻とグローブ型通風器の組み合わせが少しだけ103系に通じていないわけでもない相鉄の車体更新車シリーズは、他に譲渡もされずに消えてゆこうとしています……。既に、17m旧型国電や買収国電がルーツの2000系を車体更新したアルミ車・2100系 (後にカルダン駆動化) は今年はじめまでに全車廃車になってしまいましたし、東急5000系と並ぶモノコック構造電車として知られた5000系を大型化・車体更新した5100系 (→VVVF化により5050系) も、これ以上10000系 (E231の相鉄バージョン) が増えたら、余命幾ばくもないと言われています。同じ切妻アルミ車体の新造車・7000系と比べて、太い帯やグロベンが今ひとつダサい雰囲気で、しかも数の少なさから珍車的イメージが強かったこの電車もいずれ消えてゆくのか……と思うと、寂しい限りです。