地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

東海道線東京口113系・最後の奮闘へ……

2005-06-07 21:18:42 | 国鉄型車両


 長らく天下の東海道線を最も代表する車種であった113系が東京口から全面撤退する日まであと1年を切ってしまいました……。編成数が非常に多いため、まだまだ多くの列車が113系で運転されており、本当にあと1年以内に全面的に置き換えられてしまうとはなかなか信じられないのですが、既にE231による東海道線内列車もしばしば見かけるようになったこともあり、これからJREが猛烈な勢いでE231の増備を進めれば状況は一変しないと言い切れません。
 というわけで、まだ辛うじて113系が頻繁に運転されている今こそ撮り時だと思いまして、去る土曜日は大船・藤沢近辺に出没してきました (↓の鎌総ネタはそのついでです)。藤沢駅周辺のビル街をバックに一路東京を目指して加速する113系の何と雄々しきことでしょうか……(^o^)。やはりこれでこそ東海道!



 しかし同時に思うのは、どこでも「走るんデス」が当たり前になってしまったことに伴う、国鉄型車両の圧倒的な古さです。つい最近までは余り感じなかったのですが、湘南新宿の激増により一気にE231が東海道界隈で当たり前になった結果、鋼製車両の年輪……というか補修に補修を重ねた末の車体の痛みが相当深いことがいよいよ露わになっているように思われます。かつて旧型国電や私鉄半鋼製電車の退場を見送った頃と同じような気分を東海道線113系に対して抱くようになってしまったとは……時間の流れは残酷です (-_-)。
 ↑の画像はもともと、大船の大カーブを行くシーンを激写しようとしたのですが、画面左側がE231にカブられた結果、国鉄型と「走るんデス」の落差が目立つ結果になってしまいました (^^;)。

 とにかく皆さん、じっくり、かつコマ数を稼ぎながら撮るなら今のうちですよ!
 但し、時間帯によっては「これでもか」というほど211&E231ばかりで来ることもありますので、悪しからず……(私もそれに遭遇しまして、この日はあまり撮れませんでした T_T)