地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

さよなら琴電非冷房カルダン車

2005-06-26 17:33:50 | 地方民鉄 (中京北陸)


 民事再生法申請以来、電車の冷房化や駅施設の改良、そしてICカード (IruCa) の導入などを猛烈な勢いで進め、クルマ王国・うどん県の人に少しでも多く乗ってもらえるようサービスに努めているのが新生ことでん。そこで最近は、京急700系改め1200形の導入が急速に進んでいるようですが、それは自ずと従来の「電車博物館」状態が薄れて行くことを意味するわけでして、ついに昨日と今日、琴平線の非冷房車群 (もと三岐鉄道&阪神) のさよなら運転が行われたようです……(たしか元阪神ボディの両運転台釣掛車については1両だけ、朝の増結用として残るようですが)。
 私が初めて (というかこれまで一回だけ、ぱれっとさんとのミニオフ会とあわせて) 琴電を訪れたとき、これら非冷房車は全てラッシュ時しか出番がありませんでしたが、既に廃車になった810+820や1011+1012、それに元名鉄3700系の1020形も含めてこうした昭和30年代デザインの電車がゴロゴロとやってくるさまにはまさに目を見張ったものでした……。でもこのとき元三岐車については全車仏生山で検査&予備車状態でしたので、撮ったのは↑これだけです (-_-)。
 その後、琴電が何度も旧型電車祭りを催すたび、飛んで行きたいのはやまやまだったのですが、如何せん開催時期が悪すぎますし (毎年12月中旬~末)、平日の朝を狙って高松を訪れる機会にも恵まれませんでした。そしてついに今日のさよなら運転……忙しすぎて行けない……(T_T)。というわけで、ネット上でお別れを……。
 しかし私はこれで諦めたわけではありません (^^;)。次の廃車対象はたぶん元京急600系の1070形でしょうし (冷房車とは言えいい加減車齢は非常に高いですし、2扉は使いづらいと琴電も思っていることでしょう)、来年予定されているという長尾線の大型車化によって多分京急1000系集中冷房車がドッと入る代わりに (色は長尾線グリーンになるのかどうか??)、古典的旧型車の定期運用も危機的状態になるでしょうから、出来るだけ早めに高松を再訪問しなければと思っているところです。あ、もちろん京急700系&1000系ファンとしては、ことでん旧型車の撤退を惜しみつつも、琴平線新標準塗装をまとった1080形&1200形の活躍も見てみたいわけでして……。あと、ついでに松山で伊予鉄&道後温泉三昧にひたりたいですし、高知では土佐電鉄の旧型車と旧型バスも見てみたいですし……(^^;)。