最近神保町の書泉を訪れますと、ネコ・パブリッシングのハードカバー豪華本在庫処分セールが何気に行われており、以前発売時に即購入した『私鉄買収国電』が鉄道雑誌1冊分よりも安く購入出来るという事実に愕然としたものです (もう1冊買おうか……とすら思った次第)。しかし一方、欲しいと思いつつも余りの高価さに尻込みしていた『木曽谷の森林鉄道』や『内燃動車発達史』を破格の出血価格でゲットできて満足満足……(^o^)。
そこで『木曽谷の森林鉄道』をつらつら眺めてみますと、鬱蒼とした木曽谷の森に縦横無尽に軌道が張り巡らされ、なかば無数とすら思えるほどの大量かつ多様な機関車やモーターカーが駆け巡っていた光景に悩殺されます。これは……まさにミャンマーのLRBE的世界ではないかと……(普通逆だろ?と ^^; しかし哀しい哉、私は既に森林鉄道同時代人ではないのです)。
というわけで、去る黄金週間に初めて訪れた那珂川清流鉄道にて、そんな木曽谷の無煙化時代に君臨した主力の中の主力という酒井製C4型機関車=DBT10形の133号機を激写していたのを思い出しました (^^;)。片方のエンドは如何にも昭和30年代的な湘南型2枚窓、反対側はこの手の凸型スイッチャーや小型機関車にしては破格の、曲線をも意識した優美なスタイルということで、一目見た瞬間完全に悩殺されてしまいまして (笑)、それこそしゃぶるように様々な角度から撮影……(*^^*)。当面ワックスを粗く塗った跡が浮いているのは少々イマイチですが、とにかく整備&塗装を終えて間もない状態とのことで、スタッフの方も「あれ、可愛いでしょう~。我々としてもお気に入りの車両なんですよ♪」と仰っていました。
体験運転に日常的に供されるのは別の車両のようで、まだこの車両は本調子ではないとのこと。というわけで、希望してもこの車両を運転出来るとは限らないのかも知れませんが、そのうち是非、屋根の無い青空の下・緑バックで撮影したいものだ……と思います。