碓氷峠を越えて軽井沢界隈まで出て来ますと、そこは本来の信越線あらためしな鉄の領域となります。歩く旅をしていても、電車が行き交う光景を眼にするとホッとするのは、単に人里に出て来たというだけでなく、自分自身が鉄ヲタだからでもあるのでしょう。もっとも、元祖中山道は信越線や中央線などの開通によって廃れてしまい、歩いて旅するには非常にハードルが高くなりましたので (宿屋の確保がハラハラもの)、フクザツな気分をも抱かざるを得ないのですが……。それでも、忙しい日々の中にヒマを見つけて、途中まで歩いたところまでスッと戻り、再び歩き出すことが出来るのも、これまた鉄路の効用ではあります。
というわけで、しな鉄末端区間 (とは余り書きたくないのですが……) の主力となっている115系2連を、中軽井沢でサクッと撮ってみました。昨年秋に中軽井沢駅=沓掛宿を区切り目として、去る黄金週間にここから再び歩き出すにあたり、まずは東京発朝イチの「はくたか」で軽井沢に着き、一駅だけ乗って下車したのですが、僅かな距離で230円の運賃はトホホ過ぎますので、軽井沢行きを一発撮ってから出場することでモトを取ろうとした次第です (←ケチ)。待つこと3分ほど……復活初代長野色がイキナリひょっこりやって来るのを期待していたのですが、小諸~軽井沢間でそれを期待するのも野暮というもので (笑)、とりあえずしな鉄標準色をバッチリ撮影して再び中山道を歩き出す記念としたのでした。
それにしても、しな鉄115系のN模型は既にTomixブランドで出ていますが、裾絞り国鉄近郊形2連が本格的に鉄コレ化され始めたことからして、いずれこのしな鉄色2連が長野色2連ともどもリリースされるとしたら、間違いなくゲットですね……(*^^*)。