地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

第五ヤンゴン熱鉄記 (22) キハ40仙台色5連

2019-03-07 12:00:00 | ミャンマーの鉄道


 先月下旬に発売されたRM誌最新号の斎藤様ミャンマー・レポートは、日本国内でほとんど消えたボギー車レールバスのミャンマーにおける現状を詳細に伝えておられるものですが、各社それぞれに微細な差異があるレールバスをなるべく詳細に訪ねて回られるのは、もう何と申しますか、愛としか言いようのないレベルであろうかと存じます。私自身はと申しますと、小坊から高坊までの間は釣掛式電車専門で(18きっぷ遠征の際にボックスシート付きの国鉄形DCに乗るのは好き)、ボギー車のレールバスが大量に登場し活躍していた1990年代には非鉄でありましたので、2000年代になってから初めて非電化ローカル民鉄や三セクを訪ね歩いてこれらのレールバスを撮ったものの、やはり思い入れという点で斎藤さんの足許にも及ぶ者ではありません。ヤンゴンで来れば「をっ!来た!」と激写したことは言うまでもありませんが、ヤンゴン初訪問時にはまだまだ現役であったキハ52・58をはじめ国鉄型車両の方がウレシイのもまた否定しがたい内心ですので……(^^;)。



 というわけで、レールバス好きな方は是非RM誌をご覧下さい、と申し上げたところで、早いもので約2年前となってしまった第5回ヤンゴン遠征の記録のつづき……仙台色キハ40・48のうち、日緬友好ステッカーを貼っていない5連です。……と申しますか、等倍に拡大してみますと、この5両は全てキハ40で、ブツ5と呼ぶべき圧巻さですね (笑)。この時点ではまだヤンゴン登場後間もない頃で、車体も下回りも結構キレイですが、とにもかくにも豪雪の季節もある只見線から酷暑のヤンゴンに転じて、これらのキハ40にもし心があるとすれば、さぞかし目を白黒するような気分だったことでしょう。
 それにしても、現在はヤンゴン環状線の改良工事は真っ盛り、運休区間や減便区間があり、とりわけダニンゴン周辺の本数が減っているのは痛いですね……。改良工事が完成し、ついに新型電気式DCも御目見得、そして既存DCもそれなりに赤クリームのツートンに塗り変わったという頃合になったら再訪したいものですが、最近はとにかく仕事が詰まり、長い休みを取りづらいのが問題です……(この3月の再訪予定は全く立たなかった、ということです。苦笑)。