地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

近江鉄道去りゆく者 (2) 釣掛小兵220形

2019-03-09 12:00:00 | 地方民鉄 (近畿)


 近江鉄道ミュージアムが昨年閉館となり、保存していた古典電機も引き取り手がない限り解体ということは、既に運用から離脱して久しく痛みが進んでいた釣掛220形も解体か……と思っておりましたが、ネット上でちらほらと現れる情報を眺めていますと、今年に入ってからその動きは確実に進でいたようです。Wikipediaによると221・223・224が実際に搬送されてしまったとか。小兵の割には猛烈に凄まじい釣掛爆音を上げまくって疾走していた220形が、牽引車代用の226を残してこうして消えて行くのは本当に寂しいものです。彦根工場で奇想天外な切り貼り継ぎ接ぎを経て誕生してから28年が過ぎ、その元になる下回りや車体パーツはもっと遥かに古いシロモノですから、2015年まで現役であったこと自体が不思議な話だったのも確かですが……。



 それにしても、こうして220形が解体されてゆく中で改めて強く思うのは、「220形の鉄コレまだぁ~??」ということでしょうか。単行で走らせて最高に絵になるだけでなく、勝手に3~4連を机上で設定して (笑) 釣掛大爆音を脳内で再生するのもまたいとをかし。あるいはとっくの昔に出た近江の小型・中型車や最近の101形、そして鉄コレのED14と並べて遊び方の可能性は無限大だと思うのですが……。あるいは、220形はローカル民鉄系ヲタには非常にウケていることから、さっさとリリースするのではなく、なるべく将来に持ち越した上でリリースするという戦術をとっているのかもしれません。購入しようと手ぐすね引いて待っているヲタの立場からすれば、こうして焦らされている内にどんどん値上がりしてしまうのが痛いところです。


長電3500系O6編成、須坂中線放置の頃

2019-03-09 00:00:00 | 地方民鉄 (甲信)


 長電鯨3500系の非冷房O6編成は須坂~屋代間の廃止で職を失ったのち、長らく須坂駅の中線で放置されていましたが、NAGADENロゴと赤帯を消して日比谷線時代を彷彿とさせる姿は、須坂駅を訪れる多くのヲタにとって限りない懐旧の情と癒やしをもたらし続けるものであったかと存じます。しかしついに先日、O6編成の解体を前にしたさよならイベントが開かれ、両側を現役鯨編成に挟まれて有終の美を迎えたとか。私は仕事山積でしたので参加していませんが、今はただ昨年3月末に撮影した画像を掘り返しながら、しみじみと感慨に耽るのみです。
 放置車両をいま解体するということは、そろそろ別の車両を導入するために場所を空けるということでもあり、果たしてどんな車両が鯨の後継になるのでしょうか?? やはり無難にあの車両……??



 それはさておき、鉄コレ長電鯨も3500系冷房車に加えて3600系L2冷房車がリリースされ、どちらにしても鉄コレらしいシャープな造形なのは本当に好ましいですね☆ 同梱ステッカーには「特急湯田中」もあるということで、思わずもう1編成買い足してしまいました……(笑)。もっとも、ここのところ余りにも忙しすぎたため、N化改造はまだ全く手を付けていないのですが (汗)。
 そして、鉄コレ長電鯨は概して好評だと思われますので、そのうち非冷房車も必ずリリースされることでしょう。嗚呼何という泥沼……(^^;;)。
 長電鉄コレは運輸省標準型1000/1500、2000各種、鯨、8500といろいろ揃ってきましたので、是非蛙についてもマイクロに限らず鉄コレも出るべき頃合かと考えますが、果たしてどうなることやら。