地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

八戸線で迫る世代交代・キハE130青帯

2017-08-23 00:00:00 | JR発足後の車両


 数あるJRE路線の中でも、北の海沿いで気温が割合と低いところを走る八戸線は、これまで非冷房キハ40系列の巣窟であり、ヲタにとっては暑い季節に窓を全開にする楽しさがあった反面、一般利用客にとっては年々深刻化する温暖化の中で苦悶に満ちた道中もあったかと思われます。そこでついにJREが八戸線の全車置き換えを公開入札によって行う旨を明らかにして以来、果たしてどのようなデザインの車両が現れるのか秘かに注目する向きは多かったかと思われますが、結局公開入札云々はWTO加盟国の大企業として海外メーカーに対しても一応お色気を示しておく必要があったためだったようで、フタを開けて見れば至って順当なキハE130の増備車が (細かいスペックが公開入札によってどう変わったのかは、全くの部外者につき分かりません)、新潟トランシスを中心として製造されることになったとのこと。秘かに欧州型DCが出現する可能性を脳裏に描いていた私の負けです、はい (笑)。



 そんな八戸線、既に2回ほど八戸駅で撮ったり、1回乗り通したりしていますので、とりあえず葬式乗車などには出向かずに静観していたのですが (と申しますか、多忙で世代交代のことはしばしすっかり忘れていた ^^;)、突如としてそのタイミングは目前に迫っていることを認識させられました。青赤帯新潟色のキハ40・47が撮りたいなぁ~と思いまして新津駅を訪れたところ、何と!新潟トランシスを出場して新津の機関区内に運び込まれたばかりと思われる3両 (北からキハE130 501、E131 501、E132 501というトップナンバー揃い!) が、構内をしばしウロウロし、車内に検査関係者が多数乗り込んでいろいろチェックしていると思ったら、スルスルと南へ向けて発車して転線して行きました。信越線で試運転でも行ったのでしょうか?
 このキハE130 500番台、確か所要数は20両に満たないということで、まずはこの3両が八戸へ向かって試運転を重ね、並行して必要なタマ数が揃えば、ある日突然一斉に差し替えが行われ、八戸線のキハ40・48は離脱を迎えるのではないかという気がしてきました。如何にもミャンマーあたりに丁度良い車両であると思いつつも、ミャンマー国鉄がJRCキハ40・48の輸入をしばらく止めているという話を側聞するにつけ、八戸線キハ40・48の先行きは全く不透明であり、全車解体という憂き目にならないことを祈るばかりです。

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