私自身の鉄活動におけるネタ鉄度は元々極めて (?) 低く、しかも年々多忙でますます低下の一途をたどっているものですが、それでもたまに珍しい列車や車両を偶然撮影出来れば嬉しいことには変わりありません。しかし最近は、車両の著しい標準化や新旧交代などにより、そのような機会も減ってきました。だからこそ、たまに「900番台」を名乗る車両が目の前に現れようものなら、ファインダーを覗く頭の中がパァァァ……と盛り上がり、一気に「鼻血ブー」の興奮モードになります (笑)。
最近そんな気分を、EF210の試作機・901号機で二度も味わってしまいました。しかも、首都圏で運用情報を必死にチェックしながら、わざわざ撮りに行ったというものではなく、関西への出張ついでに、何も考えず踏切脇にて待っていたところ、本当に短時間のウチに突然現れたのでした。何という偶然……。
そんなEF210-901ですが、量産機との最大の違いは、側面の窓・ルーバーの配置が異なることでしょうか。また、お馴染みの「桃太郎」ロゴも入っていません。しかし、完全に量産機と同じ運用に入り、首都圏から下関・四国にかけて、中央・篠ノ井・伯備線・しな鉄を除いた直流電機入線可能路線を股にかけているはずです。だからこそなおさら、目撃可能性の極端な低さとともに、「901」の三文字が燦然と輝いて見えるのです。
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