地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

岩手県乗物縦断 (9) キハ111・112

2020-02-24 21:21:00 | JR発足後の車両


 しばらく間が開いてしまいましたが、そろそろ新緑の季節に出かける奥州街道徒歩鉄旅の続きを考えなければならない頃合となりましたので、昨年11月の画像をアップすることにしましょう。
 盛岡で東北本線が尽きた後は、いよいよIGR・青い森が走る区間へと進んで行くことになります。今回の旅は紫波中央〜渋民〜御堂〜小鳥谷と歩きつないでおり、渋民と御堂には宿がないことから、盛岡駅前の宿を拠点として、一日の終わりと翌日の始めには必ずIGRを利用していたのですが、折角好摩までは花輪線のキハ110・111・112が走っている以上、架線下DCの旅も少々楽しんでみることにしました。しかも盛岡〜好摩間といえば、かつて朝方一本のみ、ED75牽引による「旧客・沼宮内行き」+「DC・大館行き」という珍列車 (539レ) が走っていたことから、盛岡655発の大館行きに2日連続で乗ることで、そんな時代に思いを馳せつつ、線形の良い区間での爆走を楽しもうという企画です。



 そこで、早朝の下りにつき十分空いている車内で、キハ111・112のエンジン音を満喫しつつ、701系とはまた一味違った旅を楽しみまして、1回目は滝沢で下車後速攻で跨線橋を渡り、発車の直前にパチリ。その後、滝沢でしばし撮り鉄したのち一駅だけ一戸行きに乗り、渋民で盛岡行きをパチリ。滝沢駅の駅舎がIGR時代になって全く斬新な建物に変わっているのを除けば、JR時代とは何ら変わらない情景なのかも知れません。翌日、2回目の乗車は、快晴につき岩手山や姫神山の絶景をボックスシートで堪能したのち、好摩にて後続の一戸行きに乗り換えたのですが、好摩駅にて、下車し階段を登ってきた客から切符を受け取ろうと仁王立ちしていた嘱託駅員氏は当初、私が持っていた一日乗車券を見ながら、「花輪線と八戸方面のホームは違うのに、何でこんな面倒臭い乗換をするのか」と訝っていました。乗換ついでに硬券入場券を購入したい鉄ヲタだということを説明して、納得しておられましたが……(笑)。
 なお、初日の出発地点である紫波中央では(花巻まで夜行バス)、釜石線のキハ100・3連がやって来たのですが、17m車の3連という地方私鉄っぽい編成に、今さらながら萌えました……。いっぽう、日詰発盛岡行きキハ111・112の4連の送り込み時刻を知らず、ポカーンと見送ってしまったのは痛かったですが、キハ111・112も4両つなぐと結構見映えがするということを初めて知りました。逆にいえば、今までそれだけJRE世代の気動車には興味が薄かったということで、反省することしきりです。



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