地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

東急8613F、長津田を離れ恩田へ

2008-10-29 16:14:47 | 大手民鉄 (東急)


 だいぶ前に田園都市線の運用を離脱した東急8613Fは、長らく長津田検車区の最も横浜線寄りの奥で謎の沈黙を保っていましたが、最近は検車区内を動いていたようで、検修庫内にいた8613Fを田園都市線の車内からチラリと目撃しながら、いずれ何らかの動きがあるのだろう……と何となく予感しておりました。
 それが何と、恩田への回送だったとは! きょう仕事帰りに何となく恩田に寄り道してみたところ、いつもはせいぜい他に一人程度しか見かけない撮り鉄な人々が数人……。そして、工場内から手旗を持った入換要員の皆様が出てきたものの、入換車のパンタが上がる気配はいっこうになし……。そこで「これは恐らく入場車の到着だろう」と予想して長津田方の踏切に向かったところ、やって来たのは8613F!! 最近なかなか撮り鉄出来なかった中、こうして偶然恵まれた入場車撮影の機会が、よりにもよって8613Fだという超偶然……(@o@)。果たしてこれが廃車回送なのか、それとも検査入場による奇跡の復活の序曲なのか、全く知る由もありませんが、恐らくこれが最後の走りである可能性が非常に高いわけで……8618Fの廃車回送を偶然撮影した際と同様、思わずシャッターを切る指が緊張してしまいました (汗)。一応、インドネシアへ行った8618Fの廃車回送時と異なり、スカートは装備されたままでしたので、インドネシア以外への譲渡なのか、それとも入場→奇跡の復活なのか……。



 この8613F恩田入場シーンには、濃いぃ一幕が。何と、パンタを下ろす直前、行先表示器は「準急・水天宮前」を表示しておりました (そのことに気が付いて慌ててシャッターを切った直後にパンタが下りたもので、速いシャッタースピードによる切れ切れな画像しかなくてすみません。爆)、これは果たして、東急での最後のはなむけとして乗務員氏が敢えて表示したのか、それとも単なる気まぐれとして表示したのか……今後をある程度暗示しているものと深読みすることも出来なくはないのかも知れませんが、取りあえず全ては謎、という感じです (汗)。
 なお、これで8609・8613・8624・8631Fが恩田入りしていることになり、狭い長津田工場&テクノシステムの敷地内 (外から見える範囲) は、数両の1000系と入換車を除けば8500系でひしめいている状態です。一体どうするんだ……と (^^;
 ただ、恐らく8613Fをバラす前に少しでも構内を整理しておきたい……ということでしょうか、8613F到着後の長津田工場では複雑な動きがありました。牽引機は、無架線地帯での車両の出し入れを伴うため全てアントです。
 (1) デハ8524が工場屋内から (?) 引き出され、クハ8001脇の2両と連結。
 (2) 同じく引き出された中間車 (車番不明) 1両がデハ8624+サハ8944と連結。
 →この時点で、3連が2本出来上がる。テクノシステム内で改造中の車両が完成したのち速やかに入れ替え、改造に入るための準備?!
 (3) 同じく引き出されたデハ0707+デハ8859が、デハ8524ほか3連の2本隣に。
 →軽量鋼体車2両×2が奥に並ぶ。これで入換終了。
 →8624Fフル組成時には、0707と8859のあいだに8841+8757が挟まっていたはずですが (RP誌東急特集号による)、この2両は一体何処へ……? また、0707+8859の用途は廃車か、それとも……? 入換中に見えた床にはゴミが散らかり、埃が堆積していましたが……(-_-;)。
 あと、テクノシステムではサハ8950の壁に穴が開けられ、ドアスイッチ設置工事を実施中でした。あくまで少しずつ変わっているなぁ……という印象です。

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