地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

秩父鉄探訪2019春 (2) 5000系

2019-04-08 16:08:00 | 地方民鉄 (秩父)


 ジャカルタで昔はあれほど頻繁に (?) 走っていながら、今はデポックの入換車として残っている車両を除き悉く廃車となってしまった都営6000系……。ジャカルタでは「東急や103系が来いよ」とぼやきつつも、無くなってしまうと今度は「あの重厚な乗り心地をもう一度味わいたい」と思うのですから勝手なものです。
 そこで……「そうだ、秩父行こう」。熊本電鉄に譲渡されたグループはそもそも飛ばさず、しかも廃車が始まっていますので、なおさら秩父で現役な3編成9両の存在感が際立つことになります 。



 というわけで、かつては秩父を訪れても「何で1000系ではなく5000系で来るのか。鬱陶しい車両だ……」と思っていたのがまるでウソのように、今では遠くから5000系の角張ったボディと青帯が見えた瞬間に小躍りするようになってしまいました (笑)。いや実際、青空+銀色コルゲート車体+青帯の組み合わせは、何とも絶妙なマッチングであると思いますし……。
 そんな5000系、単に下回りの性能面で東急軍団に見劣りするのみならず、今や7000系列のドアボタンが積極的に活用されている中、未だに半自動ドアを残し、ドアの把手をつかんで「よっこいしょ」と開閉しなければならない5000系の存在は、何となく中途半端なものに思えて来なくもありません。今のところは、何か故障が発生しても踏切事故で離脱して久しい5004編成から部品を取ってくれば良いでしょうが(他にも部品取り車あり)、やがて部品取り車の部品も枯渇する段階となるでしょう。したがって、既に5000系は置き換え対象として俎上に登り、後継車両についていろいろと検討が進んでいるのでしょうが、それが発表となる前の今のうちに(ヲタが全く注目していないうちに)5000系に乗って撮っておくことが肝要と言えそうです。

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