つい最近、某ホテルの部屋に備え付けの雑誌や書籍をめぐる問題が沸騰しているようですが、そもそもこのホテルがこういうことをやっているのは今に始まったことではなく、某国の人が泊まってもパラパラとめくれば漢字を見れば一発で趣旨が分かるはずで、それがとっくの昔にネットで拡散していても良かったはず。それでも何故か某国の海外旅行記サイトで某ホテルの名前をしばしば見かけ、しかも高く評価しているということは、結局のところ某国からの観光客が主義主張をさておいて某ホテルのサービスを好ましいものと認めて来たか、目の前の冊子の中身には全然興味ないということなのでしょう (それこそが、某国文化の底流に流れるサバサバした実用主義でもあります)。
したがって、一番圧倒的にお間抜けであるのは、ネットで話題になって慌てて大音量で報道を始めた某国国営新×社通信だということになります。貴方方は党の喉舌という立場にふんぞり返って、数年前にこのホテルの会長が主宰する懸賞論文問題が起こったときにも何も調べなかった結果、自国民がみすみすこのホテルに泊まるのを見過ごしてきたわけですから、一刻も早く×華社通信は解散し、某国で最もメディアとしての責任感に燃える南○報業集団や炎○春秋社にその役目を譲れば宜しい。
あるいは、とにかく某国では現在猛烈な勢いで外貨が減っていますので、外貨流出防止のため海外旅行にもブレーキをかけようとする中で、キャンペーンのネタとして「反省しない小日本鬼子」と宣っているのかも知れません。まぁ某国外交部のツンデレスポークスマンも含めて、言論は自由です。
それはさておき個人的にはこの某ホテル、ここ数年は全然利用していないのですが、大浴場があってサービスの質も悪くないと思いますので、決してキライではありません (但し、急拡大路線以後の店舗は、部屋&朝食会場激狭ドケチ路線につきノーサンキューです。あと、部屋に入ったら社長の顔の表紙をひっくり返すのがお約束ですが)。そしてこのホテル、どう考えても国鉄遊休地に早くから目を付けていた節があり、急拡大路線の前にそういう土地に建てられた店舗は、そこそこ値段相応で納得の広さ+超特選トレインビューであったりしますので、「またこの街を訪れた際には再利用したいなぁ~」と思ったりします。では、一番オススメのところは何処かって?……大都市ではないのですが、競争率が上がってしまうかも知れませんので、安易にはお教えするわけには行きません (笑)。
をっと、何の話をしているのやら (以上に関するコメントは御遠慮下さい)……先日関西を訪れたついでに片町線完乗を目指して207系に揺られつつ、スマフォでネットニュース記事を見ていたところ、そんなことをつらつらと思ったということです (^^;)。
そして徳庵の近畿車輛前を通過する際、非常に分かりやすい位置に、どう考えても香港の東鐵線または西鐵線向けとしか言い様のない新車が留置されているのを目撃したのですが、果たしてその目的は増発なのか、それとも東鐵線釣掛の置き換え用だったりするのでしょうか。
そこで近車の公式HPを見てみますと、2015年夏から既に6編成が落成しているということで (とりわけ昨年末はまとめて2編成が落成)、これはどうやら釣掛置き換えか……? 気がついてみれば香港も約6年御無沙汰ですので、「また香港にどうぞ♪」というメッセージだったのかも知れません。
そんな香港の電車、地下鉄用車両は最近中国中車製の車両が続々増えているようですが、もともと英国製や日本(近車)製を長らく使ってきた東鐵・西鐵線用の車両は、改めて近車で作らせているということで、「これほど中国中車の製造実績が増えているのに、香港の九広鉄道系スタッフは《自国》のはずの中車を信用していないのだなぁ~」ということが仄見えてきます。あるいは、一応公開入札にしたところ、最近の中国におけるコスト急増を受けて、意外と日本製車両でも価格競争力が増してきたということなのでしょうか (ドシロートですみません)。あるいは、九広線サイズの5扉大型電車 (23~24m級) は、1980年代初頭に東急車輌から試作車4両だけ輸入した20m4扉車を源流タイプとする (?) 中国中車のスタンダードとは毛色が異なっており、結局近車に作らせるのが技術的にベターということなのでしょうか……?
否、中国にも20mを超える大型電車の実績はある!ということで、撫順の電車を思い出しました。……とゆーか、これは超ポンコツ通勤客車YZ31に、やっつけマスクと手持ちの電装品をくっつけただけのシロモノで、香港九広線の5扉車とは到底同列に論じ得るものではないですね (^^;
ただ、本当に遺憾なのは、同じ社会主義計画経済でも、毛沢東中国はソ連や東欧と比べてホントに都市圏の拡大ということに冷淡で、結局この手のオリジナル電車が全国各地の近郊エレクトリーチカとして走りまくる機会が訪れないまま、現実の都市近郊鉄道は地下鉄と一体の存在として今風のデザインで造られているということです。そして撫順の電車は運休が続き……昨年夏の西露天鉱大崩落による車庫流失の危機は何とかなったようですが、まぁ復活することはないのでしょう。
ちなみに、ネット記事をつらつら見るにつけ、ジテが依然現存しているとのことですが、日本人鉄ヲタ向けに撮影会商売をするよりも、そのうち再整備されて中国鉄道博物館または対外非公開 (愛国主義教育基地としての性格がひときわ強い) の瀋陽鉄道博物館あたりに収蔵されるのかも知れません。でも個人的には、図体ばかりデカいボロ通勤客車・YZ31を電車化したこの車両も、何らかの形で保存されることを願っています。そういえば、ジテと同じく100番台を名乗っている車両は、もしかすると古い編成の下回りを流用してYZ31ボディを載せ、番号は流用したということなのでしょうか? だとしたら、下回りだけは満鉄電車が生きていることになるのかも知れません……。
中国の地鉄も北京などは23m級特大車の活躍が見られず、車両規格だけでなく電装品なども日系の採用事例が多くなっていますが、上海や広州の地鉄では23m級5ドア車も多数活躍していますので、中車が特大5ドア車製造に対して抵抗意識を持っているという事はまずないと思います。
またCRHなどと同様に地鉄でもVVVFの制御器などは専ら「舶来品」かそのノックダウンで、上海や広州などで活躍する23m級5ドア車も電装品関連はSIEMENSやALSTOMですので、この点もさほど問題にならないと思います。
ただ特異な政治体制故に情勢変化で納入車両の保守放棄を行うリスクや、近車製+日系電装品の車両運用で実績があり、取り扱いを極力共通化したいという思惑などがあれば、近車へのリピートオーダーが出ても不思議ではない気もします。
また撫順の市内電車、日本の地方私鉄に近い存在の鉄道は数少ない中国において、希少な存在だっただけに現状は残念な限りですが、生活水準も随分向上した今日においては、設備的には陳腐と言わざるを得ないかと思います。
今後都市鉄道として活用としても、軌道などのインフラを活用して車両を総入替、定間隔高頻度運行を行うLRTなどとして再生させるのが最も妥当な所だと思いますが、ボロボロの旧型電車も何処かで保存などの動きがあれば…と感じるのは同感です。
彼の地ではジテはともかく、それ以外の車両にまで価値を見いだせる人物がどれだけいるかは未知数ですが…
こんにちは、コメントどうもありがとうございます。
なるほど、上海や広州は23m級5ドアでしたか。ご教示どうもありがとうございました (20m級5ドアだと思っていたのですが、乗ったことがなく興味もないので全くイイ加減な記述になってしまいました)。
香港の旧九広線スタッフが近車に大きな信頼感を寄せているのが、今回の再受注・大量新造につながっているということなのでしょう。
撫順の電車は10年以上前の段階で既に、充実の一途をたどっていたバスに慣れきった地元の一般客からは見捨てられていましたので、ジテはさておきYZ31改造電車が今後レストアされて動態保存または静態保存されるかどうかは、産業遺産的な側面に注目した民間の趣味団体やNGOが力を増し、撫礦集団とのあいだに協業が生まれるかどうかにかかっているでしょうね。多分なさそうですが……。