ロンビエン~トゥーソン間の10番。ザーラム・イェンビエン経由。
ロンビエン~ノイバイ (空港まで行く?) 間の17番。
200台の支線にはマウルポス (一種のコミバス) の中古が。
都心部に入る基幹路線を走る大宇製の3扉車。
最近、基幹路線では上3枚のようなボロめの車両は来ません。
------------------------------------
ヤンゴンの路線バスがミャンマー国旗色のウリナラ中古大量導入、そして路線の大幅な整理によって激変を始めた昨今ですが、多すぎる路線の整理統合については、JICAあたりによる旅客流動調査をうけてのものであるとか。この路線整理の結果、郊外からのバスはダウンタウンに入らなくなり、手前のヤンゴン中央駅あたりで乗り換え必須となっているようですが、それは恐らく、昨今のダウンタウンにおける交通渋滞の深刻化を踏まえ、1便あたりの運行時間の乱れが累積するのをなるべく最小限に抑えるためなのでしょう。
とはいえ、目と鼻の先にランドマークのスーレーパヤーが見えているのにヤンゴン中央駅で下ろされるというのは、利用者サイドからみて「何だかなぁ~」といったところでしょうか。そこで、ヤンゴン中央駅で乗り換えて改めて大渋滞のバスに乗るよりも、いっそのこと駅を横切る陸橋を歩いてダウンタウンに歩いて行く方が速い (暑いけど……) という計算も成り立つわけです。もっとも、ダウンタウンの歩道は狭く、今よりも歩行者が増えたらどうするのか、想像するだけでも恐ろしいですが……。
ともあれ、今回のヤンゴンにおけるバス大幅改変を見るにつけ、個人的には「これはヤンゴンのハノイ化である」と思いました。そのココロは……
(1) 複数の会社が単一のバス・ネットワークを構成し、全路線共通塗装化 (今後ヤンゴンで、広告ラッピングがどのような扱いになるのか分かりませんが)。
(2) 右ハンドル化による規格統合 (新車も中古も現代か大宇?……ヤンゴンの場合は中国製も入るのでしょうが)
(3) 路線の整理による分かりやすさ向上。
(4) 郊外からのバスは都心部の入口にバスターミナルを造って乗り換えさせる。都心部を通過するバスは結節点のバスターミナルが終点で、一部はもう少々外側まで行く。
……といったところではないでしょうか。ハノイもヤンゴンも人口数百万人で、東南アジアでもそこそこな大都会ですので、交通プランも似通いやすいものと思われます。そして究極の目標は、ハノイと全く同様の全車冷房化でしょうが、果たしてそれは何時になることやら……。
というわけで個人的には、ヤンゴンのバスの日本車カヲス時代 (しかもラッピング無し時代) を見届けて良かった♪と思いつつ、今後も訪れた街のバスシーンについて、鉄ヲタ活動の片手間ながら引き続き記録しておこうと思ったのでした。そこで、昨年6月にマイレージ使用ハロン線客車乗車のためハノイとんぼ返りを敢行したついでに、ザーラムのバスターミナル前で撮影した路線バスをアップしておきます。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます