鉄コレ事情をめぐっては、未だ全貌が明かされていない次の第24弾が国鉄近郊型のシルエットとともに予告されたことで、にわかに世情が蠢動を始めているようですが、他にも相鉄9000系旧塗装やら秋の関西オールスターズやら、財布にとっては誠に恐るべき状況が続いていますね……。個人的には、既に関西系はいじりきれておらず (滝汗)、N化施工待ちコーナーに山と積んである状況ですので、阪急5300系は欲しいもののパスか……? 能勢電はそのうち欲しいかも。そして京阪2600はブッ飛びましたが、そのうち1900系と同様にオープンパッケージで出るものと思い、凄まじい争奪戦からは離脱しようと思っております。
というわけで、先日発売されたばかりの第23弾が早くも巷では忘れ去られつつあるかのような心地がしますが(鉄コレ事情が一番盛り上がるのは、発表から試作品公開までなのかも。汗)、個人的には東武7820と南海1201に狂喜して箱買いしましたので、新鮮なラブラブ状態は続いております (^^;;)。
そんな中、ひときわ「をっ……これは良い」と思ってしまったのが、静鉄クモハ100と熊本電鉄モハ500の各2連! 静鉄長沼工場で自作されたこの車両、如何にも高度成長期的な未来志向の丸っこいスタイルでありながら、同時に下回りは機器流用で釣掛という、何ともカワイく愛すべきスタイルであります。しかし個人的には……80年代に中・高坊だった当時は、同じ釣掛でも半鋼製車でなければわざわざ乗りに行って撮る意味無し!という近視眼的志向であったため(とゆーかその前に、何と言っても遠征費用とフィルム代がごく僅か -_-;)、RP誌の地方民鉄特集を眺めてもほとんど興趣が湧かず、いつの間にか大学に入ったあとはパッカーに転じて非鉄……。00年代に鉄ヲタの道に戻ってきた頃には、この電車は都営三田線6000系に置き換えられて消えてしまっていたのでした……。
それだけに、鉄コレ第23弾にこの車両が盛り込まれたのを眼にした瞬間、「うほっ、マニアック……。消えた後で『カワイイぜベイベー♪』と思った車両とこうして机上で出逢えるというのも鉄コレならではだよなぁ~」と思ったのですが、そんなヤツが世の中に多数いるとは到底思えません。どう考えてもマイナーなこの車両、もしオープンパッケージで出れば、一部の過激な地方民鉄原理主義者 (笑) は諸手を挙げて歓迎するでしょうが、量販店で膨大な塚を築いて叩き売りアイテムになることは必然……。それにもかかわらず、恐らく富技の中の方がどうしてもこの車両を作りたかったのだろうと推察します。そこで、ブラインド売りの通常弾に混ぜることで、「要らないヤツには超ハズレ玉でも、欲しいヤツは東武・南海・銚子も含めてどれを買っても大当たり」という企画としたのでしょう。
とはいえそれでも、個人的には最大の狙い目は東武と南海。東武7820を6連で楽しむためにも3箱買いすると、漏れなく静鉄と熊電も各6両の大量増備となってしまうのはどうよ?と思っておりました。ところが……開封作業をしているうちに、極めて精密なモールドと、鉄コレ指折りクラスの (?) 美しい塗りを纏った静鉄・熊電を手に取るにつけ、どうにもこうにもN化を最優先したいような気分に……(笑)。というわけで、現実にはあり得なかった4連としまして、「琴電や遠鉄のようなラッシュアワー4連が静岡と熊本にもしもあったらこんな感じなのではないか?」と悦に入っております。そして各々もう2両ありますので、N化パーツを買い足した後には6連化を考えているのですが……(^^;;;;)。当初は、塗装変更や冷房化でフリーランス化しようと企んでいたのですが、最近はなかなかフリー電車をつくるヒマがなく (そのエネルギーは当面「社会主義日本エレクトリーチカ2」に注ぐつもり)、余りにもキレイに塗られているのをシンナー池にドボンするのは勿体ないな……と思いまして。
さて今後は、こういう丸っこい中型車となれば……いずれは是非!東急5000系シリーズをお願いしたいものです!! 富技社としても、国鉄近郊型のメジャー車種をTOMIXのハイグレードで出しつつ、ニッチな車両は鉄コレで出すという路線を鮮明にしてきたようですので、東急5000系についても、既に本家について限定品HGを出したのをよそに、鉄コレで出しても良い頃合いなのではないか?と思う次第です。とゆーか……HGの東急5000、GM板キットで製作することを目指して購入を見送ったのですが、途中で放置中ですので、やっぱり完成品欲しい……(支離滅裂になってきたのでおしまい)。
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