地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

三島界隈の電車 (5) JRE185系

2020-05-06 00:31:00 | 国鉄型車両


 1980年代から約40年にわたり東海道線東京口を代表する車両のひとつとして活躍を続けて来た185系は、窓が開く特急という「遜色」な要素が最後に緊急事態の中で光を放つに至っていますが、いっぽうで同じ緊急事態のために乗客の激減に直面しています。E257系に完全に置き換えられる前の、乗るにも撮るにも貴重な時間を、自粛によって事実上失ってしまったのは、何とももどかしい限りでありますが、だからこそなおさら、気になる車両には思い立ったが吉日でレンズを向けて記録することに励むべきだ、ということをしみじみと感じます。



 というわけで個人的にも、斜めストライプが復活した185系の勇姿を、本当に申し訳程度に記録しておりましたが、東海道線内は編成が長いだけでなくとにかく速いため、ローカルを中心とした私鉄撮りになかば特化した (?) 私の動体視力では到底追いつかない、というかヘトヘトになってしまうのも事実です (^^;;)。そこで、駿豆線内をのんびりと走る5連は、乗るのも撮るのもちょうど良いように思えて来ます。
 現在、定期踊り子の一部分の列車が185系のままであるのは、E257系の伊豆向けリニューアルが未だに終わっていないためですが、最近の各鉄道会社のさよなら運転をめぐる態度を見るにつけ、185系の場合もとくに告知はしないまま、ある日突然E257系に置き換え終了、ということにもなりかねません。さて今後どうなるでしょうか? 113系のときと同じように何らかのHMを掲げないのは寂しいと思う反面、晩年になって他の国鉄型車両の衰退の代わりに人気が急上昇した185系だけに、さよならHM・さよなら運転企画など立ち上げられようものなら、間違いなくカヲスの極みに陥ることでしょう。だからこそ、短時間でも良いので日常を記録して行くことの重要性は高まるわけで、三島を用事で訪れたついでに短時間撮り鉄した際に撮影したこれらのカットも、駅撮りながらも撮って良かった!と思うのみです。

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