地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

関西ぶらり鉄2019春 (1) おおさか東線201

2019-03-18 00:35:00 | 国鉄型車両


 かねてから進められてきた大阪・城東貨物線の旅客共用化は、去る16日のダイヤ改正によるおおさか東線の新大阪全通によって完成をみたことになります。そして、ちょうどたまたま16日は関西出張の翌日となりましたので、朝から昼間にかけては殺到するヲタを避けて別の所を巡り歩き、最後に新幹線で相州の自宅に戻る前に、おおさか東線の放出~新大阪間を初体験してみることにしました。
 まずは河内永和にて近鉄から乗り換えてみると、車内は適度に立ち客もいるような感じで、おおさか環状線が便利な外郭路線として定着してきたという印象を得たのですが、その混み具合は3分停車した放出からも変わることはなく、さっそく阪急淡路や新大阪へと出ようとする人々に積極的に利用されておりました。途中、高架から眺める大阪北東の街並みは、何とも昭和な夕暮れの風景を醸し出しており、赤川鉄橋を渡る際の暮色は、それはそれはもう一幅の絵のよう……。



 というわけで、環状線内の大混雑する乗換駅を避けつつ、大阪から放射状に伸びる各線を結ぶルートとして、利用価値は極めて高いと思われるおおさか東線。現在のところ、部分開業時のダイヤを踏襲して (?) 普通電車が朝夕も含めて15分間隔という、何ともケチ臭い体制で運行されていますが、例えば昔は超ガラガラ、または運転間隔が超散漫だった環状路線の都営大江戸線や武蔵野線が今や大混雑・本数増加という出世ぶりですから、おおさか東線も絶対に輸送力が不足するようになることでしょう。201系の6連がもっと頻繁に行き交うことによって、おおさか東線が国鉄型電車の時代を締めくくる最後のパラダイスの一つとなることを念願してやみません。
 いっぽう、新大阪ではちょうど直通快速が発車する直前のシーンを眺めましたが (概ね普通は2番線、直通快速は1番線から発車するという印象です)、普通の方が全然混んでおり、直通快速は空席もあり……という、何やら勿体ない現象 (?) が発生していました。まぁ、新大阪から久宝寺以遠まで行く客は限られ、大阪駅から大和路快速に乗る方が本数も多くて便利ということなのかも知れません。

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