そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

ゴロニャン政治家萩生田光一の存在こそ裏金問題の本質である

2024-04-05 | 岸田文雄

萩生田光一は、岸田のなんちゃって事実上処分を免れた。党役員停止1年なんてほとんど意味ない。萩生田は辞表の打診をしたが、代わりになる人がいないという理由で留まった自民党東京都連会長職は、地方組織として役員は継続する。意味不明である。
萩生田は、「安倍晋三先生に直結する萩生田さんを、政界に戻すことが神の計画だ」と、持ち上げてくれた統一教会の強力な支援で選挙を戦ってきた。ところが、統一教会問題が発覚すると、支援者の中にいたかもしれないととぼける、バレバレ発言を繰り返す。
落選して議席を失った時には、加計学園に客員教授として面倒を見てもらった。その恩義は加計学園獣医学科容認のための裏工作を、内閣官房首相補佐官として裏で大いに暗躍した。加計学園獣医学部は萩生田が決めたと言っても過言ではない。そのご褒美に、文科大臣の席を頂いて、更には経産大臣へとトントン拍子で出世街道まっしぐらである。
上の人達に取り入るのが巧みな人物であるといえる。政治家としては全く意味がなく、あってはならない人物といえる。
今回の裏金問題でも立件された3000万円ギリギリであったが、この切られた3000万円の線は、2850万円の萩生田救済とも見られなくもない。
政倫審には出席していない。萩生田は裏工作など人を介してのことは得意であるが、基本的に彼は訥弁である。頭の回転が鈍く、意味不明の言葉を並べるだけである。ましてや公開された政倫審で、萩生田はまともな発言などできはしない。言質を取られることを恐れて、出席を拒んだのである。
高額の裏金を受け取っておきながら、付け焼刃で提出された報告書は使途不明の項目が圧倒的でありながら、説明責任を全く果たしていない。説明責任を果たさ井のは、統一教会との関係についてと同様である。
こんな男が、ほぼ無罪放免の党役職停止1年という、ほぼ無罪放免で終わった。誰かに擁護された痕跡とみてもいいだろう。全霊でしがみついていた、安倍晋三はもいない。安倍派を5人体制で乗り切ることを指示したのが、森喜朗である。森は、「しばらくたてば、5人におのずと差がうまれる」と述べている。そしてそれが萩生田と西村になるとまで言及しているが、ことのほか萩生田がお好みのようである。萩生田のゴロニャン作戦の成果である。
更に、森の想いは派閥にある程度浸透しているようであって、岸田文雄は萩生田が抱える旧安倍派のグループへの影響力を取り込みたい意思が、実質無罪放免のショバツとしたのである。
萩生田光一のような世渡りに長けた人物が、政治を担うことが派閥という背景でこの国を治めてきた。これこそ封建政治といえるものであって、民主主義とは無縁のものである。

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