立憲民主党の代表選挙が行われている。投票日は今月30日であるが、どうも盛り上がっていない。逢坂誠二、小川淳也、泉健太、西村智奈美の4人が立候補しているが野党党首ということで扱いも小さいこともあるし、派閥の戦いのようにも見えないし、逢坂氏が少し年長ではあるがほぼ同じ世代と言こともあるが、どうもそれだけではないように見える。
4人の主張に大きな差を見つけることができないのである。共産党の共闘にしても、憲法へのスタンスも手を触れないというのではなく自民には触らせないといった程度のものである。
特に共産党との共闘関係について、4氏は基本的に共闘は続けるというものである。立憲共産党と揶揄されたのも、自民党が嫌がっているからに他ならない。野党協力できた選挙区では、勝つか負けても惜敗がほとんどである。
自民党は野党共闘批判などする資格もない。消費税導入や改憲について見事に公明党を騙しの手で抱き込んだ経緯もある。
暴走する自民党かた政権を執り返せば、利権で繋がる自民党は弱体化する。それだけでも暴走を抑えることも出来るだろう。4氏が若干の相違を見せていても、野党共闘は続くことになる。少なくとも来夏の参議院選は野党共闘をすることになる。その結果が今後を大きく方向付けるであろう。盛り上がりの欠ける代表選であっても、新代表の任務は自公政権を脅かす党としての存在感を見せられるかである。