そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

徴兵制も合憲と言った憲法学者しか支援がもらえない安倍晋三

2015-06-21 | 安倍晋三
民主党の辻元議員が、安倍政権が持ち出した安全保障法案(戦争法)は、合憲であるという学者がいっぱいいると言ってが、結局三人しかいなかった。この三名のお歴々は、徴兵制合憲論を主張している。
菅官房長官が名前を挙げた、三名とは、西修・駒沢大名誉教授、百地章・日本大教授、長尾一紘・中央大名誉教授の各氏でいずれも、日本会議の重要なメンバーである。
西教授は「政府の徴兵制に関する解釈は、およそ世界的に通用しない解釈」、百地教授は「意に反する苦役に当たるという議論には反対」、長尾教授は「徴兵の制度と奴隷制、強制労働を同一視する国は存在しない。徴兵制の導入を違憲とする理由はない」としている。
辻元議員に質問され、菅官房長官は消えるような小さな声で、「知りませんでした」と答えている。合憲とする学者は沢山いると言ったが、三名しかいなかった時には「数ではないと」言放った。こんな程度の低い人に、官房長官やらせてて良いのだろうか?
安倍晋三は、徴兵制は憲法で禁じている苦役だから、憲法違反だと党首討論で発言している。なら、自衛隊は苦役なのか。自衛隊員は毎日苦役をやっているとは思えない。全く関係ない所から徴兵はないとの見解であるが、苦役の解釈が変わればやるということでもある。何しろ、安倍晋三は藁にでもすがるように列挙した、大先生たちの見解である。
徴兵制は、軍隊を保持しない日本では討論の対象にもならないというのが、正しい憲法解釈である。苦役だからやりませんというのは、軍隊を持つことを前提にしている答弁なのである。岡田民主党党首はここを突っ込まなければない。できなったのか、同意したのかはわからないが、多分後者であろう。

このような学者が、今回の安保法制を合憲だといっても何の意味もない。辻元議員が、合憲の根拠を47年の政府見解であるかといくら問いかけても、菅官房長官は答えようとしない。できないのである。
菅官房長官も中谷防衛大臣も、すでに砂川判決を根拠にするは不味いと思っているのか、判決内容が集団的自衛権とは異なるとも、遠回しに発言している。
ボロボロの、安保法制合憲論を掲げて恥ずかしくないのだろうか?安倍晋三は。それでもアメリカ追従国家を目指す安倍晋三は、議会での大法螺を実現しなければならず、強行採決でもしてこの法案を通すつもりなのであろう。粛々と、辺野古の新基地建設のように。。

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1 コメント

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Unknown (Unknown)
2015-06-22 21:07:02
しょせんネット右翼は無思想=低能。
ふつうの右翼もアホが多い(なかには立派な人もいる)が、安倍&彼の自民党は
単なる「産○新聞思想」なだけの、
薄っぺらい、骨の無い、
男らしくない、幼稚な
お遊び集団であり、
なんとも情けなくてこの国も終わりだ。



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