自由民主党のマニフェストが発表された。これまでになく麻生太郎は、この発表に時間を費やす念の入れようであった。一部の報道では、お気に入りの記者による会見だったようである。なるほど民主党の発表のように、厳しい質問は出ていなかった。
発表にあたって、アホー首相は2時間も勉強したようである。その中で、最後まで「集団的自衛権の憲法解釈に法的根拠を与える」ことを削除するかでもめたようである。最後には触れないことになったようであるが、海賊法やテロ特措法は明記した。本当はタカ派のアホーが見え隠れする。
最も気になたのは、小泉政権下で「所得格差が拡大し行き過ぎた市場原理から決別する」と言ったことである。この発言を、中川秀直や小池百合子などの小泉一派はどう聞いたのか知りたい。これでいいのか?やはり議員総会で麻生おろしをしておけばよかったと、今ごろ思っているに違いない。
子育て支援などは、保育料をいくら支援しても保育園に入れない子たちは恩恵にあずかれない。現実を確認せずに、野党に対抗した付焼刃的発想でしかないことが解る。後だしじゃんけんでも失敗する例であろう。さすがに公共事業の拡大は盛り込まれてはいないが、実質道路はどんどん作ることになっている。
民主党に対して、財源の有無ばかりをついていたが、その点自民党ははっきりしていた。景気が回復すると迅速に消費税を上げる方針である。国民に負担をお願いするとのことである。
小泉改革以降の消費税の収入は200兆円ほどであるが、この間に行われた大企業減税は160兆円にもなっている。国民がせっせと消費税を払い込んでも、40兆円の収入にしかなっていないのである。
責任政党としての自民党を、アホーは説明していたが、総選挙もやらずに何度も党員選挙をして政権を投げ出すオボッチャマ首相を、次々と選んだ政党が責任を口にすることさえ慎んでいただきたいものである。
総理大臣の椅子が見えてきた鳩山は日米自由貿易協定、自衛隊給油活動と批判を浴びブレまくりである。
まして、とうに亡くなった支援者から献金を受けている。摩訶不思議である。
結局、本筋でブレなかったのは麻生である。
社会主義政党の民主党には不可能なことである。
高速道路無料化のために毎年約2兆円の税金を負担させらるのはご免願う。
高速利用者の票を取りたいのは分るが、人の税金を使うのはやめるぺき。
岡田克也は私学助成をやめて財源を作るというが、それは日教組と関係ない私学への嫌がらせ。