このところ牛のゲップのメタンが、温室効果がCO2の25倍あるとされている。それを減らせと世間がうるさいが、特段牛が増えたわけではない。
安定的なCO2に比べてメタンNH4はたった7年で消失することが判っている。実際には3年でほとんど消失するが。つまり、牛の排出するメタンガスは間断なく補給はされているが増えるようなことはないのである。
増えるメタガスの原因はNH3は圧倒的に生ごみが排出している。フードロスこそがメタンガス増高の原因である。
その牛のゲップを抑制するために、国は脂肪酸カルシュウムの添加を進める。インドネシアなどで熱帯雨林を伐採して植えられたパームヤシを原料にするが、この方がよっぽど温暖化に貢献している。牛の生理を抑圧する政策は、相も変わらない非農業者が儲かるシステムの一つである。
温暖化やCO2の排泄を主に石油の排出やそれに関わることをやり玉に挙げる。しかし、最も有効な温暖化対策は足元にある。古来地球上で繰り返された、植物による炭素の地中への固定である。しかもCO2を吸収し我々の食料を生産してくれる。酸素を吐きながら、
大型農業、特に穀物生産を大量の化学肥料と農薬それに遺伝子組み換え作物で、生産効率を高め不良食料を生産する。そして作物の地中への炭素の固定をおろそかにする。
温暖化の効率的な対策は私たちの足元にある。こうして大地再生に取り組み人たちの、ドキュメンタリー「君の根は。」を当地で12月16日に上映予定である。詳細は改めて報告する。