バングラデシュでテロ事件が起きた。IS(イスラム国)が犯行声明を出している。ヨーロッパでのテロやアメリカでの乱射事件も、ISが後追い承認のような形で成果にしている。ISのこれまでの組織と異なるのは、具体的な領土や組織が存在したことである。ところが、欧米の空爆や地上戦などで次第に支配地域を減少させている。
オサマ・ビンラディンが作ったといわれる、アルカイダは具体的な命令系統や組織としての実態はほとんどなく、思想であるといわれていた。つまり集会場や幹部を殺害しても思想として存在し続ける以上は、暴力では彼らの存在を壊滅させることができない
と言われるゆえんである。
ISが次第にそれに類似する組織になりつつある。支配地域をなくされても、彼らには生き続ける思想がある。反米を暴力的に具体化させ、イスラム教を国教とする地域の設立である。
ISはアメリカが育てた組織である。イランに対抗する形で、あるいはサダムフセインを壊滅させる形で陰に陽に育てた組織である。イスラエルというアメリカをコントロールする国の存在と、サウジアラビアという利権を共有する国家が、時々の地政学的偏向のために思想とは無関係に作られた組織である。ブッシュのイラク侵攻がさらにこれらを悲惨な形で醸成し巨大化することになった。
ISの戦闘員は5万人いるといわれているが、その半数は外国からの移入志願兵員である。イスラム教とは無縁であった若者たちが多いと言われている。彼らを醸成するのは、先進諸国の貧困である。貧困が生み出す若者への閉塞感がISを作った。更には、ロシアのチェチェンで迫害を受けた人たちや、中国で暴力的迫害を受けているウイグルや回教信徒たちが、国境を越えてくる。ISは占領地域を失っても、こうした基盤がある限りなくなることはない。今でも国境を越え、戦闘員を希望する若者は絶えることがない。
先進国は、国家の暴力と貧困や格差がISを醸成していることを理解するべきである。そして、ISは賛同者に自国で戦えと発信するようになった。
バングラデシュの事件は、海外協力隊を希望していたものとして看過できない事件で大変残念でならない。時あたかも参議院選挙の真っ最中で、安倍晋三は今こそ安全保障の具体的な活動をしなければならないような発言をする。日本の海外協力隊が世界で最も信頼されているのは、技術力の高さと日本人としての誠意に満ちた細やかな指導、それに戦力を持たない憲法の存在が背景にある。安倍晋三はイスラエルでそれをはっきり否定した。
こんな時でさえ選挙に利用しようとする狭量な為政者である。本来であれば、日本こそが彼らを救うべき立ち位置を持つことができるのであるが、今はそれすら叶わなくなってしまった。アルカイダより数段暴力化し占有地を失ったISの凶暴性は、世界各地でさらなるテロを繰り返すに違いない。
9.11をブッシュは暴力的に解決をしようとしたが、さらに巨大化する混迷を生み出した。安倍晋三も海外のテロを暴力的に解決する道を選んでいる。テロリストだけを非難できることができるのか。戦争や紛争それにテロを暴力で解決することができない。
オサマ・ビンラディンが作ったといわれる、アルカイダは具体的な命令系統や組織としての実態はほとんどなく、思想であるといわれていた。つまり集会場や幹部を殺害しても思想として存在し続ける以上は、暴力では彼らの存在を壊滅させることができない
と言われるゆえんである。
ISが次第にそれに類似する組織になりつつある。支配地域をなくされても、彼らには生き続ける思想がある。反米を暴力的に具体化させ、イスラム教を国教とする地域の設立である。
ISはアメリカが育てた組織である。イランに対抗する形で、あるいはサダムフセインを壊滅させる形で陰に陽に育てた組織である。イスラエルというアメリカをコントロールする国の存在と、サウジアラビアという利権を共有する国家が、時々の地政学的偏向のために思想とは無関係に作られた組織である。ブッシュのイラク侵攻がさらにこれらを悲惨な形で醸成し巨大化することになった。
ISの戦闘員は5万人いるといわれているが、その半数は外国からの移入志願兵員である。イスラム教とは無縁であった若者たちが多いと言われている。彼らを醸成するのは、先進諸国の貧困である。貧困が生み出す若者への閉塞感がISを作った。更には、ロシアのチェチェンで迫害を受けた人たちや、中国で暴力的迫害を受けているウイグルや回教信徒たちが、国境を越えてくる。ISは占領地域を失っても、こうした基盤がある限りなくなることはない。今でも国境を越え、戦闘員を希望する若者は絶えることがない。
先進国は、国家の暴力と貧困や格差がISを醸成していることを理解するべきである。そして、ISは賛同者に自国で戦えと発信するようになった。
バングラデシュの事件は、海外協力隊を希望していたものとして看過できない事件で大変残念でならない。時あたかも参議院選挙の真っ最中で、安倍晋三は今こそ安全保障の具体的な活動をしなければならないような発言をする。日本の海外協力隊が世界で最も信頼されているのは、技術力の高さと日本人としての誠意に満ちた細やかな指導、それに戦力を持たない憲法の存在が背景にある。安倍晋三はイスラエルでそれをはっきり否定した。
こんな時でさえ選挙に利用しようとする狭量な為政者である。本来であれば、日本こそが彼らを救うべき立ち位置を持つことができるのであるが、今はそれすら叶わなくなってしまった。アルカイダより数段暴力化し占有地を失ったISの凶暴性は、世界各地でさらなるテロを繰り返すに違いない。
9.11をブッシュは暴力的に解決をしようとしたが、さらに巨大化する混迷を生み出した。安倍晋三も海外のテロを暴力的に解決する道を選んでいる。テロリストだけを非難できることができるのか。戦争や紛争それにテロを暴力で解決することができない。
これはわかりますけど、
>それに戦力を持たない憲法の存在が背景にある。
ないわー。これはない。他所の国の憲法なんて興味ないですよ。さすがに意識過剰だと思いますよ。
>選挙に利用しようとする狭量な為政者
野党も利用してますよね。
>テロリストだけを非難できることができるのか
そりゃ出来ると思いますよ。人殺しなわけですから。
余程無知で大馬鹿でない限り、欧米日の民族がなした今までの行為の原因など百も承知のはずなのに、この国の権力者、知識人、商業メデイアらは恰も知らぬを決め込んでいる。
普通に考えれば、最近でもブッシュ、ブレア、コイズミ、などは正に殺人犯であり、ヒトラー同様の虐殺者だ。例えば、幼児から婦女子まで理由不明なまま虫けら如く殺され、今もなお国を滅茶苦茶にされ続けているイラクの人々が、自らをこんな目に遭わせた欧米や日本に復讐しようとするのはあまりにも当然のことだ。彼らにとり、テロという表現は欧米日本のテロリスト本人が卑怯にも使う誤魔化しの表現でしかない。どんな平和主義者であっても、もしある日突然幼子を空爆で虐殺されバラバラ死体にされたなら、甘っちょろい平和主義思想などその場で捨て去ることだろう。奴隷如くアメリカに追従してきた挙句、今や自らもテロリストの元凶になった日本にはテロリストを非難する資格など失っている。
欧米側についているとは言え、
日本を第三者的立場の国と見て、
テロの対象からは除外してくれた節があるのだが、
安倍さんが敵対宣言したものだから、
中東地域における特権的なものを失ってしまった。
ただでさえ、ロシアや中国、北朝鮮や韓国など、
周りが敵状態なのに、余計な敵を増やしてしまった。
何だかアメリカも敵対しそうな状態だし、
日本は自ら進んで苦しむようなことをしているようで、
あまり良い未来図が見えない。
靖国参拝や稲田などのウルトラ右翼を権力内に取り込んだり、日本会議の指示通りに動いたりとです。
日本の協力隊が、軍部関係の協力を全くやってこなかったのは九条があったからです。例えば病院でも陸軍病院などと軍関係の施設であれば、そこで手を引いて外で協力するなど、徹底した非戦闘要員への配慮が評価されてきたのです。今までは・・・
多くの協力隊員の話を聞きましたが、そうした姿勢が途上国で受け入れられてきたのです。とろ様の、そりゃないわーの発言は現実を知らないからです。同じことを、ペシャワール会の中村哲さんもおっしゃっています。
日本国憲法の理念は、武器輸出さえするようになって踏みにじられています。
人はテロリストとして生まれてくるのではありません。他人や環境や国家がテロリストにするのです。テロリストは全てが悪で否定されるのであれば、赤穂浪士は典型的なテロリスつ集団ですが否定どころか、日本人は大好きです。
銃口の向こうにも人がいて人生があり家族があることを知れば、暴力が平和を生まないことも理解できるでしょう。
ビン・ラディンを殺害したアメリカの行為もテロ行為そのものです。同情したりどちらかにつくことで、テロ行為であってもほとんど無意識に、私たちは容認していることがあるのも忘れてはならないのです。
日本人は特別、”だった”のです。安倍晋三が登場するまでは。途上国の援助に関しては、早く経済発展を遂げていた非白人として特別だったのです。白人社会を負かした日露戦争もそうなのです。戦後は平和憲法を持ち、軍隊を持たないことに対する高い評価が日本人に対してあるのです。
安倍晋三がそれを壊し始めたのです。先に手掛けたのはブッシュですが、イラク侵攻以後の中東の情勢は全く変わって、MIC様の言われることももっともだと思います。
怪しくなってきたんですよね。
それまでは、世界から一目置かれる
日本だったんですが。