そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

こりゃ地域活性だろ

2006-10-13 | プロ野球

Photo_30 北海道日本ハムファイターズがリーグ優勝した。北海道移転3年目の快挙である。北海道の野球フアンは絶対数そのものが少なく、70%以上が巨人フアンであった。なんのことない、地方で放送される野球が、巨人戦しかなかったためである。移転前の日本ハムのフアンは僅かに1%程度であった。今年のようなシリーズの終盤から、プレイオフの間に札幌ドームを満員になるようなことを誰が想像したであろうか。

かつては、年に3回行われる札幌中島球場の巨人戦を、北海道の人たちは楽しみにしていたものである。道東からも、子どもに本物のプロ野球を見せたいと、数時間かけ夜を徹して車を走らせて見に行ったものである。

地元にプロ野球球団が来て、北海道民は快くこれを受け入れた。全てが中央にある体制がおかしいのである。集客力がないからと、あるいは経済効果が期待できないからと、在京球団ばPhoto_31 かり増えるのが、単純な中央の発想である。今回の、パリーグのプレイオフが北海道と九州の球団で争われたことは偶然ではない。セリーグで覇を競った中日と阪神も、反中央(反巨人かもしれない)であることは偶然ではない。

釧路のような田舎の町の球場で行われるようになり、日本ハムの二軍戦といえどもスタンドを埋め尽くされるようになった。これを見ても、地方は活力がないのではなく、機会が少ないだけであることが解る。田舎の人間は”プロ野球が見られる”というだけで、大はしゃぎをするのである。こうして単純に帰属意識が芽生えるのである。

地域振興のキーポイントがここにある。

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1 コメント

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逆に元読売ヴェルディの某サッカーチームの凋落ぶ... (Naoki)
2006-10-19 12:37:13
逆に元読売ヴェルディの某サッカーチームの凋落ぶりはかなりのものみたいです。天皇杯予選では3回戦でノーシードのアマチュアチームに負けちゃったし、最近の観客は3000人程度。5万人規模のスタジアムで3千というのはかなり・・・。

昨年の後半、崖っぷち状態のヴェルディ戦を見に行ったことあるけど、なんだか個性がないのです。「日本一の読売ヴェルディ」というのが、かつては個性だったと思うのだけど、地方の一チームになろうとしたとき、ほんとうにそこには何もない。「東京」を前面に出すならFC東京があるし。個性獲得のためには東京を離れるのがいいと思うけど、受け入れる方だって、いまさらヴェルディの看板背負って偉ぶるような人たちなんか歓迎できないですよね。

ところで日ハム優勝でスーパーに日ハム製品が並びましたが、即席ジャンクフードっぽいものが多くて・・・。せっかく北海道と関わり始めたのですから、北の大地の素晴らしさを伝えるような美味しそうなものも製品ラインナップして欲しいですよね!!
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