そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

そりゃゾロゾロでるさ

2007-04-12 | プロ野球

パロマが給湯器の事故があったのを隠していたと、マスコミに非難された。パロマにすると、器具の問題ではないとか、一件を除いて時効だったからであるかもしれない。会社の体質を攻撃されて、かなり古い事故まで公表することになった。それは、ここで一件落着とはならなかった。

ややしばらくして、次々と他の給湯器の会社が事故を公表してきたのである。マスコミにしてみれば、ほとぼりが冷めてゾロゾロ出てきてもインパクトがなくなったのかもしれない。大きく報道するPhoto_108 ことはなかった。

プロ野球でも類似のことが起きそうである。否、起きているものと思われる。西武球団が、逆指名の選手を獲得したいために、協約違反の「栄養費」を払っていたことを自らが公表したのである。他の球団に負けないようにやっていたなどと口走っていたような気がする。

受け取る方は、契約金から引かれることになるとか、家計が苦しいので助かったと発言していて、全く罪悪感がない。彼らに罪はないが、巨人のご機嫌を窺った制度を見直さない限りこのようなことは次々起きるであろうと思われる。

思っていたように、横浜が契約金の上限の2億円を倍以上の5億も実は払っていましたと公表した。この選手が未だ一軍で実績を残せない選手であるところを見ると、スカウトの見る目もないのかと穿ったりもする。他の球団がそれほど異質なわけがない。球団経営者が変わりましたので、判明しましたとか聞きなれたフレイズを下げて、そのうちゾロゾロ球団が出るだろう。

これはパロマの事件と同じ構図を見せることになるものと思われる。そのうち、良く調べるとこんな事実がありましたと、名乗り出てもマスコミの報道は段々小さくなって来るだろうし、ひょとするとだんまりを決め込むかもしれない。

無神経な衛生管理だったが、被害者が一人もいなかった不二家は、実質的にはマスコミに潰されたようなものである。マスコミは美味しいところだけ食べるのだろう。食われたほうはたまったものでないが、これから多分ゾロゾロでてくるプロ野球の協約違反を、今まで通り報道して欲しいものである。

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