そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

嫌いだが小沢を擁護する

2010-04-28 | 政治と金

小沢一郎が、政治資金をめぐる疑惑で検察が不起訴したが、検察審会がこれを破棄し、起訴相当と判断した。小沢のような古い手法の政治家は消えてもらいたいものと思っている。他人の発言を聞かないし、陰からの力を信用する根回し型の政治家である。感情論も含め、小沢が嫌いである。

しかしながら今回の、くじ引きで決められる一般人の素人集団による検察審議会の決定にはど100125うも納得がいかない。起訴相当の内容は、16年10月に購入した土地代金の支払いがなされている報告が17年退出されているということである。それ以外にない。このことが不合理で不然な内容の全てである。

審査会は、国民感情として許せないとしている。事実、70%を超える人たちが、小沢一郎は民主党の幹事長を辞任するべきと答えている。何処の調査も大きくは変わらない。しかも今年に入ってずっと、変わらずに70%を超えて辞任の意見が多い。

検察審会は、さらには絶対権力者である小沢一郎とまで述べている。自らの政治資金団体で、小沢が絶対権力者であることは、当然のことである。要するに、感情論で起訴相当の結論を引き出したのである。法解釈に感情論を入れていいのか。

検察は、土地代金の支払いの記述遅れを贈賄に結び付けようと、かなり長い期間食いついていたが、これは立証できなかった。そもそも小沢には権限すらなかったのである。今回もこれには言い及んではいない。

報道は、小沢の不正と政治責任を煽っている。まるで絶対権力と記載されているのが、民主党内のことであるかのようでもある。市民感情という、審査会の表現も頻繁に用いて、小沢の悪役演出を彩っている。おかしな構図である。

小沢の手法は民主的ではないし、独断的である。剛腕があちこちに見受けられる。早く辞任してもらいたいと思っている。しかし、今回の審査会の起訴相当にはどうも納得がいかない。

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