筑紫哲也の最後のWeb多事争論が、サイトから見られる。彼はここで、この国は未来にも過去にも投資しないと発言している。http://www.taji-so.com/window.php?mv_id=22
未来とは教育のことで、過去とは医療のことである。先進国の中でも日本は、教育と医療予算が格段に低い のである。それぞれ半額ほどである。その分の金を土木事業に投資しているのである。
しかし私はそこに、現在にも投資していないと言いたい。現在とは私たちが今日生きるために食べる食料のことである。先進国の中でも、この国は格段に農業予算が低いのである。加えて、農産物の関税が信じられないほど低いにである。
食料に予算を組むとなると、安心・安全対策ばかりになって、質や量もの問題は取り上げれることなく、農業のことは考えられることがない。地方がおかしいと、公共事業投資ばかりを持ってくる。
この国の形は極めて歪なのである。土木事業を国の隅々まで沁みわたらせた結果、地方にはそれで生きる人たちがいっぱいになった。おかげで、地方の主要産業である、農業や林業はすっかり衰退し疲弊してしまった。
すなわちこの国は、過去にも未来にも、そして現在にも投資していないのである。その対象は、人間であるべきである。人間の過去にも、未来にも投資しない土建国家はどこに行くのであろうか。
筑紫哲也「最後の言葉」動画で聞かせていただきました。
説得力のあるお話ですね。【問題がわかっても、解決するのは難しい!!】 これ、本当ですね!!
日本国民をこれ程愚弄した総理大臣がいたかという思いで使います。
朝三暮四…「先に二兆円を国民に分配するから後で消費税を上げます。」
朝令暮改…「定額給付金→高額所得者は辞退するでしょう。」 これが日本国最高責任者の発言と思うと、悪夢であってほしいと願う。
義務教育の学級会でも、前言は否定されます。自主申告は仲間の信頼関係があればOK。しかし、子供の夢や純粋な考えを打ち壊しているのは大人です。
筑紫哲也は未来と過去に資本投資をしていないと断言した。私も同じ思いをしています。
私の生き方に影響を与えてくれたのは「むのたけじ」です。最近、澤池久枝氏が紹介した「夢見る勇気のない者は戦う力がない」と言う言葉には及び腰ですが、真実だと思います。