今回の衆議院選挙は、これまでの政界の構図を大きく変えた。何より最も政治と金、今回は裏金を巡ってそれらを暴き出して来たのが日本共産党である。そして決め手になったのが、選挙最終場面で2千万円の非公認者への分配である。それ等は全て共産党の告発であった。そして野党共闘がままならず、小選挙区の多くで候補者を立てたのであるが、こうした告発側にはマイナスの恩恵となっている。最も恩恵を受けたのが、立憲民主党である。比例区では殆ど得票が伸びずに(+0.6%)いたのに、50議席増やしている。
維新の会は19小選挙区すべてで勝利し完勝したが、比例区では36.6%と激減し国民民主党に野党第二党の座を許している。馬場代表の責任論が大きくなっている。馬場は誇示している。
大きく議席伸ばしたのは国民民主党で、前回の259万票から617万票へ約2.4倍に増やしている。北関東、東海ブロックの比例区では名簿登載者議員が足らず、3議席他党へ議席を譲る結果となっている。しかし、今回最も大きな影響受けているのが公明党であろう。政治と金は自民党の問題であるが、コバンザメの公明党もその煽りを小選挙区で受けてhっ顔道都代表が落選している。
小所帯であるが、れいわ新選組は得票数でも議席数でも、共産党を上回る結果になっている。
自民党と立憲民主党から、首班指名でお願いされても決選投票でも、玉木と無効票を投じるというのである。民主党や民進党や希望の党それにみんなの党などふらついてきた結果、玉木雄一郎の選択である。
自民党に高市などの右派がどこまで自民党を引きずるだろうか、野田に近い石破がどこまで組むことになるかもあるだろう。政局は混とんとしてきた。