連合の委員長芳野友子の言動を見ていると、社会党右派から独立した民主党に酷似してきた。反自民反共産を掲げ中道を標榜していたが、いつしか社会主義を目指しながら反共産が突出してくる。春日一幸委員長時代はそれが一層激しくなってくる。労働組合に同盟を掲げ検討した時期もあったが、自然消滅する。
因みに、この時期同じく中道を掲げて立党したのが、公明党である。公明党は自民党のコバンザメになることで、生き残っている。
一昨年のメーデーに自民党総裁の岸田文雄を招いて先ずは挨拶をさせ、支援団体の立憲民主党と国民民主党の委員長には挨拶もさせなかった。
労働者の団体であるにもかかわらず、自民党へ賃上げのお願いに伺う姿は尋常ではない。利益相反のようなものである。
芳野友子が共産党に対する言動は理論的なものなどではなく、単なる嫌悪感でしかない。芳野友子は同盟の教育機関、富士社会教育センターで教育を受けている。富士社会教育センターは統一協会と関係が深く、反共というより防共戦線構築のための教育機関といえる。
その芳野友子は東京都知事選挙で、「蓮舫が負けたのは共産党が前に出てきたからだ」と言い放ったのである。連合は自民党が推す小池百合子を支援したのであるから、小池の選挙結果について分析する立場にある。そして、勝利したのであるから、自民党や公明党とともに歓びを分かち合えばよい。
しかし、裏金問題以降の衆院補選などは連戦連勝である。立憲民主党と共産党の連携の結果ともいえる。芳野はそれが悔しいのだろう。
立憲民主党の側もそうした経過を踏まえてか、長妻昭都連会長も、岡田克也幹事長も、手塚仁雄都連幹事長も、蓮舫自身も選挙関係者も否定している。
連合傘下のいくつかの組合が蓮舫支援に回っている。連合はどこ前自民党支援にまわるのだろうか。
小池に至っては政治パーティー、天下り、御用記者を作り電通TVと癒着。記者会見対応まで自民の安倍菅時代と何から何までソックリだ。希望の党騒ぎで「排除します」発言で野党潰し結果的に自民アシストした過去もある。
もう1人あまり表に出てこないが強力に自民の為の働いているのが最近閣議決定で検事総長になった畝本直美。自民の裏金幹部議員を全員不起訴にした論功行賞と思われる。夫の畝本毅は森友事件で財務省関係者全員不起訴にした元安倍友検事。この夫婦は揃って検察不正の元凶ではないか。刑事告訴三件抱えた小池百合子も大いに期待してるだろう。
これらの三人のもっと向こうには自民党によって日本をクイモノにしているアメリカCIAが蠢いている可能性。でないと今の日本に起こっている不正腐敗デタラメ過ぎる政治を理解する事が困難になる。