そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

円安に打つ手もないアベノミクス疲弊後の日本

2022-06-15 | 石破茂

アベノミクスの金融緩和政策の傷が露わになってきた。このところの円安が止まらない。自由経済であるりながら、自国の大企業を守り通せば政策基盤が安泰とばかりに始めた、安倍晋三のアベノミクスは真っ先に円安を引き起こすことに取り組んだ。
輸出産業は消費税まで免除され安倍政権を支えた。もう一つが株主たちの懐を満杯にしたのである。企業減税を消費増税で穴埋めする形で、税収の目減りを支えたが、圧倒的な格差を生んだのである。
2%のインフレを、クロトンこと黒田東彦日銀総裁はこの10年言い続けてきた。言い続けてきたというのは、全く達成できていないからである。むしろ実態はこの逆でマイナス成長であったが、経済指標を調整することで乗り切った。事実上の改ざんであるが、
日本は緊急緩和策のほぼゼロ金利を続けるが、世界はインフレ抑制で金利は2%台と、ほぼ3%日本は低く円安を支え続ける。アベノミクスの失敗が継続的に、円安を招くことになっている。
都合の良いことに、絶妙のタイミングでコロナ禍とロシア・ウクライナ戦争が始まってくれたので、何もかもこの二つの事件の中に放り込んで、こいつらのせいにしてしまう。安倍晋三は党内のアベノミクスの否定者を睨みつける。
しかし、この二つ世界的事件による経済的ショックを、アベノミクスで弱っている日本をさらに疲弊さす。アベノミクスの残滓の経済対策では打つ手もなく、円は一方的に安くなるだけである。
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