そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

そもそもロシアはウクライナを攻撃する倫理的根拠があるのか?

2022-07-19 | プーチン

当然のようにロシアのミサイルが飛んできて、ウクライナの町を攻撃し黒煙が上がる映像が間断なく流される。まるで日常の出来事のように、ウクライナの人達が逃げ惑い涙する。5カ月にもならんとし、我々は見慣れてしまっていないか。
そもそもロシアはウクライナの人々の命や人権や財産や資源を、奪い破壊する権利があるのか!
プーチンは平然と、内陸の民間施設を爆破して、それが軍事施設であるからと、当然のようにミサイル攻撃の正当性を理由を述べる。それがマーケットや倉庫だったりすることの方が多いが、たとそれがロシアの主張する軍事施設であっても、ロシアにそれを破壊する権利があるのか。日本国内ですら、軍事施設として利用していたから擁護する人たちもいる。ウクライナ側にしてみれば、民間施設を装って防御に回るのも当然のことと言える。
たとえその地を暴力的に奪い占領したところで、ロシアは憎しみが残った人々を治めることができるのであろうか?平定することが可能なのだろうか?
前世紀まで行われた戦争は、領土や資源を奪って戦争にかけた経費を埋めることができた。あるいは賠償金を請求して、戦争経費を賄えたものである。しかし現在は戦争の実態もブチャのように映像として残り摘発され、世界に流される。侵略者のロシアは虚偽の映像である、ウクライナのネオナチによる演出された殺害と、明らかに虚偽の言訳を流す。都合の悪い情報は国内に流さない。統制によって国内を情報過疎にすることは、ロシアも悪行であることを理解しているからに他ならない。
人類は幾万年にもわたって、この愚行を繰り返してきた。21世紀なれば発達した科学によって、人々は平和に暮らすと幼い頃信じていた。
ロシアはプーチンは戦争の結果を、侵略後の世界を想うことなく、いつまで侵略を進めるのであろうか?侵略に成功したところで、国外に917万人も脱出している。単純に経済復興すらかなうことないだろうし、賠償金だっては要求できないし、インフラを破壊して占領したところで、ロシアはこの地で何をするというのであるか。
単なる偉大なるロシア民族の沽券を守るのであれば、そんな民族意識はなくした方がよっぽど未来は明るくなる。

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 安倍銃殺事件は自民党が自ら... | トップ | 宗教法人をはく奪できなかっ... »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
8年遅れのロシア軍ウクライナ侵攻の不思議な騒動 (宗純)
2022-07-20 10:09:54
ウクライナ紛争の解決は、2014年と2015年に関係者の全員が署名したミンスク合意しかありません。
ですから今後紆余曲折はあると思うが、最後にはミンスク合意の内容で決着します。
今のゼレンスキーも2019年大統領選ではミンスク合意の早期履行を公約して圧倒的支持で当選したのですが、ネオナチのアゾフ大隊などの反対に屈して実行できない。ロシア(プーチン)も同じなのですが、不可解なウクライナ紛争はネオナチのアゾフ大隊本拠地のマリウポリ陥落で山場は終わっている。
アメリカが主導したロシア経済制裁で本当に困っているのはロシア(プーチン)ではなくてEU諸国や日本国ですよ。
北朝鮮はロシアより厳しい経済制裁を何十年も耐えてるが、一向に崩壊する兆しすら見せていない。江戸幕府は260年も平和に続いた原因の一つが間違いなく鎖国政策。アメリカ経済制裁はロシアのプーチン政権強化にしか役だたないインチキです
返信する
ウクライナの核開発の阻止 (宗純)
2022-07-21 09:25:32
今朝の毎日新聞「木語」核や国際問題への取材が豊富な会川晴之・専門編集委員のコラム
米国の思わぬ弱さ=会川晴之

>サウジアラビアのジッダで15日にあった米・サウジ首脳会談は、まれに見る率直な会談となった。

 焦点は2018年10月にトルコのイスタンブールで起きたサウジ人ジャーナリスト、カショギ氏殺害事件の扱いだ。

 サウジのムハンマド皇太子が事件に深く関与したとする米国家情報長官室の報告書をもとに、バイデン米大統領は会談冒頭から「明確な人権問題に沈黙を保つわけにはいかない」と切り込む。

 一方、病気がちの86歳の父に代わり、実権を握る皇太子は、再発防止の手はずを整えたとした上で、「米国の価値観を押しつけることは逆効果だ」と忠告した。

と攻守が逆転。
ロシア(プーチン)が犯罪者なら、大量破壊兵器でイラクに侵攻したアメリカ(ブッシュやチェイニー。ラムズフェルド)も全員犯罪者だと書いてあるのですよ。
この毎日新聞コラム「木語」には1行も書いていないが、実はサウジ自体がアラブ首長国連邦と組んで世界最貧国だと言われているイエメンに7年前から侵攻して今も終わっていない。

この驚きの毎日新聞コラムですが、私が一番驚いたのは『ウクライナの核開発の阻止』が目的だと断定的に書いている事。そして、もしもウクライナの核開発が事実であったとすれば、ロシア軍ウクライナ侵攻は当然な判断だし、アメリカNATOとしても放置できない。
核や国際問題に詳しい会川晴之毎日新聞専門編集委員のコラムが正しいとすれば、米ロの出来レース。観客を喜ばす八百長プロレスですね
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

プーチン」カテゴリの最新記事