そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

なでしこジャパンに学ぶ

2011-07-14 | 政治と金

 女子サッカーワールドカップ杯の、なでしこジャパンをリアルタイムで全試合見ている。今日のスエーデン戦は先行されながらも、追いつき勝ち越し、決勝進出を果たした。

110714  彼女たちの動きが大きく変わったのは、イングランドに負けてからである。大きな動きのサッカーをやっていては、体の大きなヨーロッパ人に負けてしまう。

 準々決勝のドイツ戦で動きが変わった。小さなパスをつなぐことでチャンスを見つけ、ゴールを取るのである。延長の後半でやっとそれが成果を見せた。

 準決勝のスエーデン戦も、沢のパスミスによって先行されたことで、かえって動きが良くなった。その後3ゴールもあげた。

 彼女たちの動きは、大リーグのイチローを彷彿とさせる。力ではなく、小さく細かいことを積み上げる技術によって、体格的にも腕力的にも勝る白人たちに対抗するのである。

 これは何もスポーツに限ったことではない。日本が現在、私たちのような経済音痴には理解できない、円高の進行中である。少なくとも、経済学者の説明はまちまちで理解できない。

 身動きの取れない財政赤字を抱え、のこの不況である。更には大震災の大打撃の中で、なぜ日本の円が独り勝ちをするのであろうか?

 どうも世界は、日本の我慢強く優れた技術によって支えられた経済、あるいは商品を信用しているのではないだろうか? ユーロとドル安が背景にあると言いながらの、円高である。円高の見えない理由を、なでしこジャパンの技に見た気がする。

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