日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

生保会社の不払い、848億円・・・

2007-10-07 08:11:52 | 私の雑感あれこれ
集めたお金は、できれば支払いたくない、という本音なのでしょう。
そろいも揃って24社も。
「赤信号みんなで渡れば怖くない」の部類かしら。

仕事柄、財産目録を作成するとき、保険加入している場合は、「解約返戻金」を調べてもらうということがしばしばです。

手元不如意で困っている人は、
「イヤー、保険掛け金の未払いが続いて、ダメになっているんです」という。
どういうこと、とたずねると
「自分からは解約してはいないけれど、保険会社から葉書が来て、解約になったのです・・・」と。
「それは、これ以上掛け金の滞納が続くと、保険の効力が失効します。ということであって、保険の財産価値が0円だというわけではないので、解約返戻金があるかもしれません、だから調べてください」と、説明する。

一般の保険契約者はここのところが、不思議らしい。
保険会社も契約するときは、掛け金滞納になる場合までを説明しないのでしょう。
掛け金滞納しなくてはならない状況、というのは生活全般に予定が狂っていたりして、細かい返戻金どころではないのでしょう。
新聞を読むと、こうした失効になって、そのままの返戻金(保険会社にとっては契約者からの預かり金)も多く含まれているという。

個々人の受取れる金額は少ない場合が多いのかもしれないけれど、総額でこんなにも…。
社会保険庁も信じられないけれど、民間の保険会社もあばよくわ得をしていたい、という面がみえみえです。

監督官庁が、癒着しないでしっかり役割を果たしてくれるよう期待するしかありませんね。
発覚するということは、改革のためにはひとつ前進、そう考えると、がっかりだけではありません。


コメント
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