日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

本「孤独でも生きられる。」曽野綾子著 を拾い読み

2007-10-12 15:27:45 | 本・映画・テレビドラマ・絵・音楽
本の帯に文中からの引用がある。
「孤独を見つめるということが最大の事業ですね。それをやらないと、多分人生が完成しないんですよ」
とある。ずいぶん神妙な…と、受け取りながらも、心のどこかで頷いている。
1954年聖心女子大卒とある。彼女は早くに作家デビューし、売れる女流作家というイメージで知っていたけれど、私が実際に読んだ本は多くはない。
本書は帯の背に「言葉の処方箋」とあるとおり、これまで書かれた本の中に出てくるフレーズからの抜粋。

ひとつ、抜き出す。75ページ

人を非難したり、恨んだり、謝らせようとしたり、差別したりするというのは、自分の人生が失敗だった人のすることである。
(「正義は胡乱」)





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

案山子の横槍・・・今度は「赤福」

2007-10-12 14:44:08 | 私の雑感あれこれ
お伊勢参りのお土産「赤福」が槍玉にあがっている。
製造年月日の偽造らしい。
長らく「製造当日のものしか販売しない」という会社の方針らしいが、冷凍保存の技術が発達したことから、売れ行きに合わせて、冷凍保存し、後日日付を付け直して販売していたという。
真新しい話題大好きなマスコミは、一斉に「赤福」本舗を総攻撃。

で、思うのだけれど。
しばらく全国の赤福のお店は販売を自粛するでしょう。
・・・そうしないと、近頃のマスコミの攻撃に対処できないし・・・
で、お店の陳列ケースの「赤福」はどうなるのでしょう。
別に、今販売している「赤福」を食べたからって、食あたりするわけではなく、このやり方で数十年間やってきて、誰も気づかず、不満もなかった、のに・・・。
もし、これらを数日後に廃棄処分にするとしたら、罰が当たる。
おせっかい案山子は、そう考えます。

表記違反を訂正し、ここ何十年間やっている方法を公表すればいい。
まかり間違っても、廃棄処分はしないで、近所の幼稚園保育園、お年寄りの施設などに、理由を説明して提供したらいいのに、な。

あっ、でも経営者としては、その手間がかさむ?
そこは何とか工夫して、味な計らいはできないものでしょうか。
何でもかんでも、違反は違反、で線を引き、四角四面で食べ物を捨てるのはいかがでしょうか。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

十月も中旬、日和は最高  そこで一首

2007-10-12 07:39:39 | 今日の一句・今日の一首
秋さなか 稲株あたらし 散歩道 朝日に映える薄(ススキ)穂そよいで

肌にあたる空気がひんやりとしてきました。
日の出も遅くなって、朝6時台の朝日がつくる草影は長いです。
庭先に金木犀の大きな木があるお宅がありました。
金木犀にのびのびと育つ庭先の一隅を与えられるお宅、ちょっと羨ましいけれど、借景ならぬ借香でよしとしましょう。
つい先日まで、黄金の海だったのに、刈り取られて稲株の並んでいる田圃になりました。
薄の穂に朝日が当たり、風にそよいで、歩く私は目の極楽です。
自分が育った故郷は北アルプスから流れる川の扇状地の周辺部で、段状ではあっても、あくまで平らだったのです。
でも、今暮らしているこの地は、丘陵のおもかげがあり、遠く見渡すと波打っているかのように見える地勢に、もう20年近く暮らしているのに、新鮮味を感じるのです。
私にとっての幼いときの風景が、私のDNAにまで沁みこんでいるのかしらとおもうくらいです。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする