日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

昼下がりのテレビから

2009-02-12 12:13:18 | 私の雑感あれこれ
昨日のNHK。「教育テレビ50周年」と、謳った鼎談番組をNHK総合でやっていた。
とぎれとぎれに少し観ただけでいうのもなんだけれど、ツボを得たコメントと思ったので記します。

司会は、漫才畑出身(かな?)の爆笑問題です。
彼らの出演番組をきちんと見たことはないのですが、彼らは結構硬派の内容の番組に加わっていて、そちらの分野の仕事が増えてきているタレントさんかな、という思いはありました。
で、ゲスト:立花隆氏。
太田光さん。立花先生!つい立花さんを先生と、言ってしまいます。
先生の本は沢山読んでいます。田中金脈を摘発した立花さんの意義は大きいですね、と、絶賛。

立花さん「いやー、あれであの体質がまったくなくなったというわけでもないし、僕が書かなくても、どういう形でかわからないけれど、あのままということはなかった」と。
「最近の世情、凄いことになっていますね。ワクワクしますよ。勿論大変なのですが、明治維新とか、大恐慌とか、そんな後世の歴史で語られるような時代に当事者として生きていて、それがどう展開していくかを目の当たりにできる、そういう意味で興味深いです」--熟年世代の私たち夫婦もつくづくそう思います。
立花隆ファンらしい太田光氏、切り口の鮮やかさを見せたがりながら、頷くこと多し。
そして立花氏「あなたたち、一般の世の中知らないでしょう」
太田氏「・・・」
立花氏「だって、あなたたちは、テレビのあちこちの番組にでる、というそういう仕事で、テレビとかの業界に居続けて、そこで費やす時間がほとんどだとしたら、一般の世間、分らないでしょう」
「そして、テレビ業界も今凋落傾向にあって、スゴイことになっているんじゃないの」
ズバリ!爽快。
もちろん立花氏はいつもの口調で、にこやかに。

ひとつもふたつも頭が飛びぬけている人って、こんな風にものごとが見えるんだって、そう思いました。

太田光さんは、何冊も立花さんの本を読んでいますって、おもねるように取りいろうとしているかのように見える。
彼も利口なひとだから、立花さんの指摘が分かったでしょうか。

硬派の番組への出演が増えても、テレビ番組のタレント。
自分の受持ち番組をいかに増やすかをスタンスにしているタレントと、フリーハンドで頭脳勝負で生きてきた知の巨人とは違う。

なにごともないように、さらさらと彼の口から出る言葉は彼の関心から来るものであり、番組が終わっても変わらない。

進行役のタレントが一生懸命に時流を読もうと学習に励むのは、仕事の注文がほしいからの仕入れ・・・。そうではないかしら。――ああ、嫌味なオバハン!
頭の回転が速く空気読むのが上手いから、お笑い出身タレントをテレビ局は重宝に使うのでしょう。
やり方が上手い、というのと、そこの畑の人というのは、違うけれどなー。

好き嫌いの問題だから、言ってもいいよね。
爆笑問題っていうタレントは性に合いません。

コメント (4)
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