日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

今朝の朝日新聞 Be 「サザエさんをさがして」の記事から

2009-03-14 08:17:28 | 本・映画・テレビドラマ・絵・音楽
土曜版にサザエさんの漫画を取り上げて、時代考証の話題を提供している紙面がある。
今日のサザエさんは1968年3月4日掲載分
サザエさんを含むおばさん4人が姦しい。
隣の部屋で勉強していたカツオは、襖を開けて、
「ベトナムせんそうのそもそものホッタンをごぞんじですか?」と問いを投げかけ
女性人の会話は「・・・・・・」となる、という絵柄。

で、文章は当時のベトナム戦争中の日本の様子を記している。

ー引用ー
同じ月、世界で反戦デモが広がり、東京では高校生が反戦集会をした。中略
この作品の掲載日は国立大学入試の当日で、実は私も受験していた。受験生にはカツオの気持ちがよくかわる。幸い合格して翌月に入学したが、キャンパスを埋め尽くす「ベトナム反戦」のタテカン(立て看板)の多さに驚いた。
ー引用終りー
原子力潜水艦エンタープライズが佐世保入港で問題になったころです。
引用しながら、そうそう、と頷いている自分がいます。
わたしも、この日国立大学受験していました。
勿論、今のように、滑り止めなんてものはありません。
前夜はお雛様。
7,8人部屋に宿泊していたのですが、医学部受験生の人には付き添いのお母さんがいて、ひなあられも準備しておられて、みんなでお相伴に与りました。
 ↑
コレは、思い出の余談です。彼女が合格したかは知りません。

68年の年は、学生集会が連日催されるという有様で、9月半ばから、授業はなくなり、ヘルメット、角棒、火炎瓶が、キャンパス内では珍しくもない光景でした。

人は、思い出せば、覚醒してくる日をいくつも持っている。
読まなければなにもないのだけれど、同じ日に受験を体験していると、ふと目にして、あの日を思い出させてくれた記事でした。

この日は僕も大学受験をしていました、と署名記事のI氏。
あっ、そう、私も大学受験していました。
なんか、あの時代の空気を共有できたような、錯覚・・・でしょうね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする