日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

コレを「ワークシェアリング」っていうそうです。

2009-06-25 10:00:10 | 社会問題
聞いた話です。
リーマンショックで打撃を受けた業界の大企業。

派遣切りはすっかり終わり、
正社員に希望退職を募って、これも終わり、
次ぎは、個人的に退職の話を持ちかける(肩たたきというのかしら)、
今はこの段階まで来ているそうです。

昨今の新聞で決算が何千億の大赤字といくつもの会社が報じられています。
バナナのたたき売りみたいで、その数字は、素人が耳にしても、素通りしていくだけでした。

さて、会社の中。
赤字と言ってもすべての部門すべてが揃って赤字には、普通なりません。
AからCの3つの部門があるとしましょう。
多額の赤字が出てしまったA。
少しは赤字のB。
何とか黒字のC。
があるとします。
そこで、大赤字のAから、黒字のCに人を回すのです。
回された人の人件費は、これまでAのコストだったのに、Cのコストになるのです。
で、黒字のCもコストが増えて、同じように赤字になる。
当然、人数や金額も勘案して。
Cの仕事が忙しくて、人手が足りなくて、人が移動しているのではないのです。

で、A、B、C似たような業績になり、
これをトップに報告する。
トップは、この操作を知らない?
トップは知っている、ハズ、と。
知らないのは、株主。
とのこと。

ああ、まさしく株主総会の時期です。
各会社、苦しい決算の数字が並んでいることでしょう。
みんな頑張ったけれど、どこもこんな風に、リーマンショックで赤字が出てしまいました!と。
実態は、ワークシェアリングで、均された赤字、
「赤字シェアリング」した後の報告
なのだそうです。

会社の内部にいると、仲間意識が当然出てくるでしょうし、
自分だけがいい子になっても、今後が心配。
ならば、みんな仲良く、足並み揃えて、
「赤信号、みんなで渡れば怖くない」
に、なっているのですね。

聞いた話です。
すべてがそうだということではありません。

うーーん。
株主は何を判断したらいいのか。
大層な株主でもない癖に(笑)。






コメント (6)
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