日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

震災の報道が続きます。

2011-04-27 07:28:07 | 社会問題
最近は、復旧、復興の話題に移ってきたようです。
災害は二つに分けられると考えます。
①地震・津波による被害
②原発事故による被害・・・これはまだ収束していないところが心配です。

①は天災であり、あまりにも大規模だから、国が救助にかかわり、復旧に援助をしていく、という指針。
ここで、国からの補償という言い方が出てきます。なんだか補償、補償と耳にすると、天災の責任が国にあるように思えてきます。堤防が低かったのは国の責任?
そりゃー、国だよ、と仰るのかもしれませんが、100パーセントの災害を防御できるものとは思いません。
国=国民なのです。国が補償するということは、今の財政には余裕などありませんから、私たちの税金なり、借金という国債で賄ったりして補償する、ということでしょう。
今各所で義援金を募っています。義援金がこんなに声高に叫ばれて、協力者がゾクゾク出る。いい国だな、と思います。
で、次に、国の補償金をどう捻出するか。国が借金?今でも充分すぎる国債発行高です。
だとすると、税金でしょうか。
政治家は、減税!とさけんで、点数を稼ぎたい人種です。生活を良くする、福祉を手厚く、と叫んで票を得ようとする癖があります。
今は、この「補償金」捻出のため「増税」を提案されるかもしれません。国民からの人気を失う方向の政策になります。
私たちは、今、きちんと説明されるなら、「増税もあり」(消費税というかたちか?)という、自分に不利益な選択をする場面にきています。
私は、1箇所に自分でできる金額の寄付をして、次は、「増税」という名前でやってくる義援金があれば、OKするつもりです。
この国が徴収する税金という名の義援金、適切な使途であってほしいものです。

②は人災です。
東京電力が一番目の責任者。でも国家のお墨付きを得て運営していたこともあり、ここでも国が責任を免れることはできないのでしょう。
そして、この原発事故の補償問題は、私たちのような、別の電力会社から電気を購入しているものにとっては、立場が微妙に違ってくるのでは、なんて、勝手なことを思ってしまいます。
この夏の電気消費量の増大懸念をマスコミは報道しています。東京=日本みたいですね。
東京電力の料金値上げなどはどうなのでしょう。節電で利用料減になると、収益減になり、賠償金にも影響しかねません。「値上げすると消費が冷え込む」のが経済原則なので、電力消費を冷え込ませるためにも値上げはいいかもしれません。…無責任でしょうか。
遠方に暮らす私にできることは、
風評被害の増長を防ぐよう助力します。
経済活動の自粛ではなく、普通に生活します。
ぐらいでしょうか。

そして、別の電力会社から電気を購入しているものとしては
是非、福島原発の二の舞にならないように手当てして欲しい、と要求したいものです。
利益優先で、安全対策に手薄いことはないでしょうか。
そこのところを、念を押して確認したい思いです。
コメント
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