日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

どこかみた光景・・・

2011-10-28 07:31:03 | 絵画・マイギャラリー
今日の朝日新聞に、画家荻須高穂氏の生誕110年記念展の大きな記事があった。
代表作なのだろう2枚の油絵の写真入で。
「あらっ」と思った。「わたし見たことある、確か・・・」と。
絵のタイトルは「モンマルトル」(パリ)1935年、とある。
・・・たしか、私も早朝のモンマルトルを散歩して、気に入った光景を、小さな絵にしているハズ・・・
荻須氏のえでは屋根の向こうの教会らしき塔が薄く描かれているけれど、私も、この塔を屋根の向こうに描いたハズ・・・

確か、確か、と思いながら、スケッチブックを探すと・・・
ありました!殆ど、同じ構図。
もちろん、この場所を描きたいと思ったときは、荻須の有名な絵など知らず、ただ娘と、時間を惜しんで散歩しながら、界隈を歩いていたとき、気に入った角度だったのに・・・

70年も昔に、ココを描いた日本人がいて、それが有名な一枚だったのですねー。
絵の中にお店の名前も書かれてあるのですが、私のスケッチのお店とおんなじ。古都ですねー。

こんな体験、前にもあります。
近江八幡へスケッチにいって描いた一枚。私のは勿論素人絵です。
友人が教えてくれました。
「○○さん、あなたの描いた構図と同じ場所からの絵が、この作品集にのっているよ」と。

やはり、スケッチ旅行で郡上八幡に行ったときも。
お城を描こうと、見上げながらポイントを探し、ここと決めて、非常に不安定な狭い場所で描いたことがあります。
余りにも「おあつらえ向き」と思えるほど、ここからの構図が、城らしさを捉えられる、と思って。
案の定、おみやげ物売り場の、包装紙なども、そこからの構図でした。


私、絵は飽きっぽくてダメですが、ここからこういう風に描きたいな、と構想するのが好きなのです。
絵にしたいと思う人の中に、波長が似ているひとがいるってことでしょうね。

今日は、荻須氏の絵がまったく、同じ場所からだったことに驚いての雑文です。
コメント
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