日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

新しい展開

2011-10-30 13:08:20 | 社会問題
タイの洪水が長引いている。山国日本では、こんなに水が引かない、ということはありえないので、地勢のちがいをつくづく考えさせられる。

そして、洪水のニュースに重なって、タイに進出している日本企業の話題が出る。
6000社とかが進出しているとか。まことに驚きです。
そういえば、10年以上前に、家族でタイへ転勤で赴任なさっていた方の話では、日本人が通う小学校の規模も、ウチの近所の小学校と同規模ぐらい、と聞いてはいました。
そのころから既にチャクチャクと海外展開が図られていたのですね。

タイ工場での生産がストップして世界中のメーカーに影響が出ている、と聞くと、「世界の工場=中国」ばかりではなく、産業界は国境の壁をこんなにも乗りこえていっているのだと再認識です。

そして、今回の洪水で生産ストップしている工場の社員を日本に呼んで、日本の工場で働いてもらう、という案が出ているという。
企業は会社のために有能な人材を失いたくないという真意なのだけれど、目新しくもあり、そして、納得させられます。
就労ビザ取得についても国(日本)も協力するそうです。
失業率がなかなか下がらない日本に、こんな形で大勢のタイ人の働き手が入ってくる。
きっと、日本人、タイ人、双方にとって刺激的なことになるでしょう。
洪水が思わぬ機会を提供したことになりますね。
国境を越えての分業の構造、これは止めようがない流れだと思います。
コメント (2)
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