山本周五郎の「ながい坂」に続いて、これも夫の実家の書棚にあったそうな。50年(半世紀ですね!)ほど前に、これらの本を夫の父が読んでいたというのも私にとっては感慨の一つです。文庫本にして全6巻。長い旅ですが、今1巻目で楽しみな船出をした気分です。
今朝の切り花。雨の合間に庭から室内に。
今を生きる私たちにとって、思うところ多し、の本です。
ほんの2百年ほど前の私たちの国、私たちの暮らしは、こういう社会であったのか、と反芻しながら読んでいます。
イギリスのEU離脱で、金融市場は大混乱との報道に接しながら、真珠湾攻撃の報道を聴くよりは格段に平穏じゃあないか、と思ったり。映画や書物で、飢餓や、圧政、戦争、動乱の歴史を描いたものばかりに接しているせいでしょうか。
温故知新。
今回の混乱も、きっと、修正を加えながら良いほうにかじ取りがなされると、かつてよりよい選択をしていくだろうと、そう思う外野です。
晴耕雨読。本日は本読みの日、ありがたい。