付け足しあり
社会保険料を管轄している厚生労働省が、「106万円の壁」の撤廃の検討に入った、とのこと。
「103万円の壁」に関係する所得税じゃなく、「106万円の壁」は健康保険料、厚生年金保険料についてです。
これが撤廃となると、従業員50人以上の組織で週20時間以上働いている人は全員該当することになります。
これらの社会保険料を差引かれると手取りが減るからイヤだ、損だ、という声が出るかもしれません。
将来はこの自分で納めた(勤務先が半分負担するけれど)額がもとになって、年金支給額が決まります。納めたほうがいいのではないですか。(雇用主側は半分負担が増えて大変、というのは実感でしょうけれど)
漠然と将来は夫の年金があるから何とかなる、夫が亡くなった後は遺族年金があるから何とかなる、漠然とそういう風潮に流されているところがあるのではないでしょうか。
最近は、遺族年金の支給にも年齢制限、期間制限をつけて、遺族となった配偶者が死ぬまで保障するというシステむの変更案も出ています。現在の高齢者は今のままですが、若年世代については、一定期間後は就職して自活すべきだ、という考え方でしょう。
少子高齢化社会での長続きする社会保険料の公正な負担を考えていく場合、これまでどおり、というわけにはいきません。
私も専業主婦になった時期があるので、大きな顔で言えない立場ですが、片働きで子育てに専念するという形がレアケースになっていくのだと思います。
国民保険の3号保険者という制度(主婦は国民保険料の掛け金を納めなくても基礎年金がもらえる仕組み)も、いつまでも温存されるとは限りません。国庫に余裕があった時期にできた制度でしょうが、不自然です。
私たち世代には、夫が猛烈社員で妻は専業主婦やパート主婦でやってきた人が多くいらっしゃいます。主婦業という役割は誰もが周知していました。でも、あと10年ほどしたら、「かつてはそういう言い方があったのね」という時代がくるように思います。
もう7、8年前の孫が保育園に通っていたころの光景が目に残っています。ほんの何度か孫を保育園に送っていったことがあるのですが、ベビーカーに乗せたりして子供をおくっていく若い男性の姿が多く目につきました。働くママと役割分担なのだな、と思ったものです。
私の通っているジムには赤ちゃんから幼児のスイミングもあります。土曜日は送迎のパパママでフロアはいっぱいになります。
夫はけげんな顔で言ったことがあります。今時のオトコは子供をプールに送り迎えで待っているんだな~。母親はどうしているのだ?なんでオトコにやらせるのだ! と。
👆 わが夫はリベラル派のつもりでしょうが、イマドキが理解不能のようです。苦笑
付け足し。
現在は遺族年金を受け取ることになったとき、自分の受け取る厚生年金額と夫の厚生年金の4分の3(遺族年金額)のどちらかを選択する仕組みになっている、「自分の厚生年金 < 遺族年金」の場合は、一般的には多いほうを選択することになり、自分の年金掛け金分は国庫に残ったままになる。この納めたけれど支払われないお金で前述した3号保険者の支出で減る分の埋め合わせをしているのかしら? なんか変!
我が家は国民年金、国民健康保険です。当然二人分をかけていました。で、子供たちが20歳になると子どもたちの国民年金の納付書まで世帯主あてに着ました。子どもたちは当然無収入。大学生で教育費がかかる真っ最中です。バブルのころに購入した不動産のローン支払いもあるのに、、、。
子どもの教育費にお金がかかるのは納得ですが、今20歳になった子どもが65歳から受け取る年金を、今の時点で親に支払い義務があるのですか、と役所に電話で愚痴ったことがあります。役所の担当者は「ここではなんとも、、、」と。それはそれで立場上仕方がありません。
その1、2年後に制度が改良されて、学生については支払い猶予制度ができました。
👆 だから、制度というものは完ぺきではなく、修正されながら変わっていくものだと、このケースで実感した記憶があります。
社会保険料を管轄している厚生労働省が、「106万円の壁」の撤廃の検討に入った、とのこと。
「103万円の壁」に関係する所得税じゃなく、「106万円の壁」は健康保険料、厚生年金保険料についてです。
これが撤廃となると、従業員50人以上の組織で週20時間以上働いている人は全員該当することになります。
これらの社会保険料を差引かれると手取りが減るからイヤだ、損だ、という声が出るかもしれません。
将来はこの自分で納めた(勤務先が半分負担するけれど)額がもとになって、年金支給額が決まります。納めたほうがいいのではないですか。(雇用主側は半分負担が増えて大変、というのは実感でしょうけれど)
漠然と将来は夫の年金があるから何とかなる、夫が亡くなった後は遺族年金があるから何とかなる、漠然とそういう風潮に流されているところがあるのではないでしょうか。
最近は、遺族年金の支給にも年齢制限、期間制限をつけて、遺族となった配偶者が死ぬまで保障するというシステむの変更案も出ています。現在の高齢者は今のままですが、若年世代については、一定期間後は就職して自活すべきだ、という考え方でしょう。
少子高齢化社会での長続きする社会保険料の公正な負担を考えていく場合、これまでどおり、というわけにはいきません。
私も専業主婦になった時期があるので、大きな顔で言えない立場ですが、片働きで子育てに専念するという形がレアケースになっていくのだと思います。
国民保険の3号保険者という制度(主婦は国民保険料の掛け金を納めなくても基礎年金がもらえる仕組み)も、いつまでも温存されるとは限りません。国庫に余裕があった時期にできた制度でしょうが、不自然です。
私たち世代には、夫が猛烈社員で妻は専業主婦やパート主婦でやってきた人が多くいらっしゃいます。主婦業という役割は誰もが周知していました。でも、あと10年ほどしたら、「かつてはそういう言い方があったのね」という時代がくるように思います。
もう7、8年前の孫が保育園に通っていたころの光景が目に残っています。ほんの何度か孫を保育園に送っていったことがあるのですが、ベビーカーに乗せたりして子供をおくっていく若い男性の姿が多く目につきました。働くママと役割分担なのだな、と思ったものです。
私の通っているジムには赤ちゃんから幼児のスイミングもあります。土曜日は送迎のパパママでフロアはいっぱいになります。
夫はけげんな顔で言ったことがあります。今時のオトコは子供をプールに送り迎えで待っているんだな~。母親はどうしているのだ?なんでオトコにやらせるのだ! と。
👆 わが夫はリベラル派のつもりでしょうが、イマドキが理解不能のようです。苦笑
付け足し。
現在は遺族年金を受け取ることになったとき、自分の受け取る厚生年金額と夫の厚生年金の4分の3(遺族年金額)のどちらかを選択する仕組みになっている、「自分の厚生年金 < 遺族年金」の場合は、一般的には多いほうを選択することになり、自分の年金掛け金分は国庫に残ったままになる。この納めたけれど支払われないお金で前述した3号保険者の支出で減る分の埋め合わせをしているのかしら? なんか変!
我が家は国民年金、国民健康保険です。当然二人分をかけていました。で、子供たちが20歳になると子どもたちの国民年金の納付書まで世帯主あてに着ました。子どもたちは当然無収入。大学生で教育費がかかる真っ最中です。バブルのころに購入した不動産のローン支払いもあるのに、、、。
子どもの教育費にお金がかかるのは納得ですが、今20歳になった子どもが65歳から受け取る年金を、今の時点で親に支払い義務があるのですか、と役所に電話で愚痴ったことがあります。役所の担当者は「ここではなんとも、、、」と。それはそれで立場上仕方がありません。
その1、2年後に制度が改良されて、学生については支払い猶予制度ができました。
👆 だから、制度というものは完ぺきではなく、修正されながら変わっていくものだと、このケースで実感した記憶があります。