昨日のついていたテレビ番組の最後のコーナーで、パネリストの皆さんに、自分の好きな映画は?という質問がなされた。
映画監督さん(多分有名なのかもしれないけれど、私は名前も知らない)のパネリストさんは、時節柄『ひまわり』という映画を採り上げる方もいるかもと思って、ヒマワリは黄色ですから、日本の映画で赤が象徴的に配色されている『浮草』(小津安二郎監督作品)と書きました、と応えておられました。『ひまわり』は24才位のときにロードショーで観ている。良い作品だったというイメージが残っている。横道に反れるけれど、帰宅後に夫がメロディーをバイオリンで奏でたことにもびっくりしたものです。バイオリンは初心者用の価格のものを購入して間もないころでした。主旋律って、音感がある人にはすぐに奏でられるものなんですね。音痴とは雲泥の差です。
それでは、と思ってNetflixで『浮草』も、と夕食後に視聴した。
ひまわりとの引合いで提起された作品だったから、背景に戦争が絡んでいる作品かしら、と思ったけれど、そうではなかった。
小津作品の縦横の線で切り取られる画面がなんとも良質なのに圧倒される。
土砂降りの雨、道を挟んで京マチ子と中村雁次郎がののしり合うシーンが画面としては「美」。女ものの傘の色が雨にくすんだシーンを引き締めている。
良い作品でした。
■ 追加文
ジムのスタジオでBGMがかかる中、ストレッチをしながら、昨日観た映画『浮草』のことを反芻していた。
中村雁次郎演じる旅回り役者の座長の最後まで貫き通すスタンスが切ない。
若い時にもうけた息子の成長を楽しみにしている。
ただし、母親の兄、おじさんだと教えている。旅回りの芝居で息子が暮らす地に行くのは年に一度。向学心にとんだ高校生に育った息子。客の入りも悪いのになんでこの地に留まって、、、役者の宿からいそいそと出かけていく座長の実は、、、の顛末が発覚してしまう。それでの👆の京マチ子と雁次郎のののしり合いシーンなのです。
もうバレてしまったのだから、あなたは稼ぎの中からきちんとお金も送ってくれていたし、もうわかってしまったのだから、自分が父親だといってやって、と母親(杉村春子)はいうのですが、座長は頑として応じません。
父親は早くに死んでしまっことでいいのだ、と。息子には立派な大人らなってもらいたい、だから、あの子は俺のような旅回りの役者の子どもであってはならないんだ、と最後まで受け付けないのです。
旅回興行も経済的に限界が来て解散となる。
みなが散り散りになって、はて年嵩の座長の雁次郎は知合いを頼ろうと駅に。そして同じく駅舎にいた女(京マチ子)も一緒に、という顛末で幕。
昨日観終わった時より今日振返ってみて、改めて見てよかったな、と思いました。
テレビドラマと映画との違いは、ドラマはひとつひとつ説明していくけれど、映画はセリフ以外のもので伝えていくことも多いから、と。杉村春子も雁次郎も京マチ子も若尾文子も存在感アリアリでした。
で、話を最初に戻します。
パネリストのひとりが『笑いの大学』と書いておられました。
「わぁ、作品ひとつ、と言われて、この作品をという人がいるんだ」と不思議に嬉しい気分が湧きました。
日頃は、どちらかというとお気に入りじゃないパネリストさんです。昨日話題にした娘が大学院のときの同級生が、彼の高校大学のクラスメイトだったとか。だから同じ歳でしょうね。
そんな年頃の方が『笑いの大学』(三谷幸喜の脚本・監督)お薦め作品とのことです。
無性に再視聴したくなりました。
で、ネット検索。
プライムでもnetflixでも出てきません。
DVDならあるかしら、と検索したら、〇〇ストアで中古品がある、と出てきました。
〇〇ペイで支払いをするのでいいなら残高が残っているしとヒヤヒヤしながら、購入をクリック。
初回購入者限定で半額にとのこと。
650円で出ていたのに、その半額でゲットです。
キチンと届いてほしいものです。
そうすると、私も「売り」もできるものなのかしら、とちょっと興味もなくはありません。
買って、サイズが合わずで未使用な足ふきマットがあるものですから。
👆 また、横道に行きましたね。
近々『笑いの大学』の視聴できるのは楽しみです。
私的には、この作品はお薦め、といえる仲間もいなくて、抱卵気分な作品です。
これと前後して観た作品『ラジオの時間』(コレも三谷幸喜作品)を好きだといっていたブログ友がいて、嬉しかったものですけどね。
映画監督さん(多分有名なのかもしれないけれど、私は名前も知らない)のパネリストさんは、時節柄『ひまわり』という映画を採り上げる方もいるかもと思って、ヒマワリは黄色ですから、日本の映画で赤が象徴的に配色されている『浮草』(小津安二郎監督作品)と書きました、と応えておられました。『ひまわり』は24才位のときにロードショーで観ている。良い作品だったというイメージが残っている。横道に反れるけれど、帰宅後に夫がメロディーをバイオリンで奏でたことにもびっくりしたものです。バイオリンは初心者用の価格のものを購入して間もないころでした。主旋律って、音感がある人にはすぐに奏でられるものなんですね。音痴とは雲泥の差です。
それでは、と思ってNetflixで『浮草』も、と夕食後に視聴した。
ひまわりとの引合いで提起された作品だったから、背景に戦争が絡んでいる作品かしら、と思ったけれど、そうではなかった。
小津作品の縦横の線で切り取られる画面がなんとも良質なのに圧倒される。
土砂降りの雨、道を挟んで京マチ子と中村雁次郎がののしり合うシーンが画面としては「美」。女ものの傘の色が雨にくすんだシーンを引き締めている。
良い作品でした。
■ 追加文
ジムのスタジオでBGMがかかる中、ストレッチをしながら、昨日観た映画『浮草』のことを反芻していた。
中村雁次郎演じる旅回り役者の座長の最後まで貫き通すスタンスが切ない。
若い時にもうけた息子の成長を楽しみにしている。
ただし、母親の兄、おじさんだと教えている。旅回りの芝居で息子が暮らす地に行くのは年に一度。向学心にとんだ高校生に育った息子。客の入りも悪いのになんでこの地に留まって、、、役者の宿からいそいそと出かけていく座長の実は、、、の顛末が発覚してしまう。それでの👆の京マチ子と雁次郎のののしり合いシーンなのです。
もうバレてしまったのだから、あなたは稼ぎの中からきちんとお金も送ってくれていたし、もうわかってしまったのだから、自分が父親だといってやって、と母親(杉村春子)はいうのですが、座長は頑として応じません。
父親は早くに死んでしまっことでいいのだ、と。息子には立派な大人らなってもらいたい、だから、あの子は俺のような旅回りの役者の子どもであってはならないんだ、と最後まで受け付けないのです。
旅回興行も経済的に限界が来て解散となる。
みなが散り散りになって、はて年嵩の座長の雁次郎は知合いを頼ろうと駅に。そして同じく駅舎にいた女(京マチ子)も一緒に、という顛末で幕。
昨日観終わった時より今日振返ってみて、改めて見てよかったな、と思いました。
テレビドラマと映画との違いは、ドラマはひとつひとつ説明していくけれど、映画はセリフ以外のもので伝えていくことも多いから、と。杉村春子も雁次郎も京マチ子も若尾文子も存在感アリアリでした。
で、話を最初に戻します。
パネリストのひとりが『笑いの大学』と書いておられました。
「わぁ、作品ひとつ、と言われて、この作品をという人がいるんだ」と不思議に嬉しい気分が湧きました。
日頃は、どちらかというとお気に入りじゃないパネリストさんです。昨日話題にした娘が大学院のときの同級生が、彼の高校大学のクラスメイトだったとか。だから同じ歳でしょうね。
そんな年頃の方が『笑いの大学』(三谷幸喜の脚本・監督)お薦め作品とのことです。
無性に再視聴したくなりました。
で、ネット検索。
プライムでもnetflixでも出てきません。
DVDならあるかしら、と検索したら、〇〇ストアで中古品がある、と出てきました。
〇〇ペイで支払いをするのでいいなら残高が残っているしとヒヤヒヤしながら、購入をクリック。
初回購入者限定で半額にとのこと。
650円で出ていたのに、その半額でゲットです。
キチンと届いてほしいものです。
そうすると、私も「売り」もできるものなのかしら、とちょっと興味もなくはありません。
買って、サイズが合わずで未使用な足ふきマットがあるものですから。
👆 また、横道に行きましたね。
近々『笑いの大学』の視聴できるのは楽しみです。
私的には、この作品はお薦め、といえる仲間もいなくて、抱卵気分な作品です。
これと前後して観た作品『ラジオの時間』(コレも三谷幸喜作品)を好きだといっていたブログ友がいて、嬉しかったものですけどね。
面白かったですねえ。
この映画から三谷幸喜作品を選んで見るようになりました。
ラジオの時間がいいね、と言ってくださったこと覚えてます。
笑いの大学、もオススメ。近ければ届いたDVDをお貸しできるのにね。可笑しくって、しんみりする映画です。