七十候・「欸冬華(ふきのはなさく)」
蕗の薹の季節
1/20~1/24
欵冬の華 ≪ふき ふゆのはなさく≫
蕗の薹は、早春の凍土から芽を出すフキの蕾です。
雪の中に、小さな可愛い姿を見つけるだけでうれしいですね。
早く出過ぎた芽は、麦と同じく雪の上から踏みつけると大きく育つと言われます。
天ぷらやおひたしで楽しむのは、まだ少し先の事になります。
欵冬(ふき)の華(はなさ)く
1月2日、近くの畑の隅で
①水元公園にて
②水元公園にて
ラジオ体操の帰りに見つけた
ラジオ体操の帰り、近くの畑の角で
陽だまりでは、モチ草が大きく生長していた。
四季は冬、二十四節気では今日から大寒。
小寒よりももっと寒さ感じで、冬の寒さもいよいよピークと言う感じで、
ここさえ乗り越えれば、春が来るという希望もちらほらと現れます。
大寒の初候、七十二候では欸冬華となり、いよいよ花が咲くという意味。
蕗は食材としては、日本人には馴染みがあるものです。
=縄文人の独り言=
灯台下暗し。
芹を捜して彷徨った。
数日前、ラジオ体操帰りにちょいと回り道し、角を曲がったその時、
フキの葉を発見した。
恐る恐る落ち葉をかき分けると、何と小さいながら、蕗の薹が顔を出していた!
自宅に帰り、早速カメラを持参してレンズを向けた。
蕗の薹の顔を見て、元気を貰った。
小学生の頃の蕗
小学生の頃、春の訪れでフキノトウの話が教科書に載っていた。
春の訪れ=蕗の薹というイメージが、大方の人には結びつくのでしょう。
埼玉の山中・秩父では至る所に顔を出し目新しくなく、
教科書から受ける”春”はあまり感じなかった。
前 奏 曲
東京に住んで58年になる。
アスハルトの道路、混み入った建物、複雑な人間関係、
喧噪の中に暮らす者にとっては、春の息吹→フキノトウは神々しい。
春の訪れの前奏曲。