5wと俳句
私の持論を展開してみました。
文章を書くのには、5Wの原則(何時・何処で・誰が・何を・した)が基本だと言われます。
より詳しくするなら2W(どのようにして、どうなった)を加えることです。
6月8日(何時)、東京株式市況の(何処で)日経平均株価(何が・誰が)
が1時12000円(どうして)の大台の高値を(どうなた)付けた.
これは新聞記者が記事を書く際の、初任講習で教わるイロハのイです。
これに枝葉や末節をつけて文章を如何ように膨らませ、また興味を如何にして
そそるかは、その人の腕の見せ所であろう。
新聞を読むときに、これを念頭に置くと理解度も早い。
暴落の(どうして)コロナ株価が(何時・何が)高値付け(どうなった)
筆と短冊
私は俳句を初めて3年が経った。なかなか上達しない。俳句とは四季の移ろい(季語)を入れた
十七文字での文学です。
次の松尾芭蕉の俳句は、有名な俳句ですが、確かに五・七・ 五音で上手に
まとめ上げています。
古池や(場所)蛙(誰が・季語)飛びこむ(何を)水のをと(どうした) (芭蕉)
千住駅前芭蕉像、吟行にて
四季折々の自然に触れたり、いろいろな人間模様を目にしたりして心の中に湧き上がってきた喜怒哀楽の感情を、
十七文字で表す定型詩です。
日本を代表する伝統文化のひとつで、誰もがどこでも 出来そうであるが短い文章でなかなか難しい。
俳句を詠んでいて5Wがふと頭に浮かんだ。
やはり短い文章とは言え5Wを上手に織り込み助詞を上手に使う。
「か、も、の、を」を上手に使いこなし、切れ字「や、かな、けり」を適切に使うことに上手下手があるのでしょう。
SHUT