私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

言葉の問題

2008-03-24 22:22:11 | ソン・スンホン(宋承憲)
韓国ドラマと韓国映画で一番違うのは言葉の問題だと思う。
テレビは家族みんなで一緒に楽しむと娯楽というのが、いまだに浸透しているらしい韓国ではテレビで汚い言葉(下品な言葉)を遣うのは日本では想像出来ない位厳しいらしい。
(これはこの番組は若者向き、これは年配の人向きと番組の区分けがはっきりしている日本では考えられないことだだろう)

映画ではNGワードに対する基準がゆるいようだが、それが観覧基準にきっちり現れるらしい。

宿命の観覧基準が公開直前に青少年以上になったことが話題になっていたが、今回映画を見、私はそれが暴力シーンの描き方の問題というより、言葉の問題も大きかったのではと思った。

「けっ せっき」
「のむ」
「しっばる」
この3つの単語は、テレビドラマでは聞くことの出来ない乱暴な単語の王様だと勝手に思っているのだが、(意味は、相手を罵る時の言葉を連想してもらえばいいと思う)
裏切る役を演じているクォン・サンウは、口を開くたびにこの言葉を連発していた。この言葉が口癖のように出てくる役というのは、かなりなものだ。
本当の悪者(腹黒いと言う意味)なら、涼しい顔をして陰で汚いことをする者だと思うのだが、この言葉を簡単に口にする悪者というのは、それだけ思慮が足りない軽い若者だという風にも言えると思う。クォン・サンウの演じていた役柄はそういうものだったから、彼の口からこれらの単語が何度も出てくるというのは、ある意味当然だろう。

そうは言ってもこんなに連発するとは・・・と思う位だった。
追撃者がその内容と残虐なシーンから青少年以上の観覧ということになったのだとしたら、宿命は言葉の問題もあって青少年以上の観覧ということになったのではと勝手に考えたりしている。